空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

観察眼 9.18.2020徳島市加茂道場

 昨日(9/18) の徳島市加茂道場。

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)

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 一般部クラス(19 時45 分~20 時45 分)

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 居残り稽古(21 時~21 時30 分)

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 初心者には稽古の動作を手取り足取りといった風に、私は細かく指導しません。

 最初から頭に詰め込むように動作を覚えさすのではなく、私や上級者の動きを目で追い動きを真似、自分で拾った情報で体を動かし覚えてもらうようにしています。

 分からないことを受け身で人に教えてもらうのではなく、自分から情報を収集し自分で覚えていく。

 観察眼を高めることですが、観察眼は空手の上達においてとても大切なことです。

 練達者の動きには何かしらの特徴がありますが、その特徴が練達な技の所以となります。

 上達をのぞむならば観察眼を働かし練達者の特徴を見抜き、その特徴を自分に取り込んで消化していくことが第一等の方法と個人的に思います。

 とはいえ、目で追って動きを真似ろと言われても最初はとまどい、やきもきすると思います。

 そのとまどい、やきもちは上達に一番大切なことの習得への負荷です。

 上達に安易な方法はなく、何事も負荷がかかるものです。

 上達への負荷を受け入れていって欲しいと思います。


 昨日のブログにも書きましたが、支部内連絡です。

 9/21 ㈪・9/22 ㈫は祝日で通常クラスはお休みですが、休講に伴う振替稽古を行います。

 休講は後日記載しますが、振替稽古は以下のとおりです。

 場所…鴨島道場

 クラス・時間…小4 以下:10 時~11 時30 分  小5 以上:11 時45 分~13 時15 分

 稽古内容…通常稽古( 道着着用) なお小5 以上のクラス後30 分ほど、居残りスパーリング( フルコン・服装自由) を行います。

 ご都合のよい道場生の皆さんはご参加ください。

強さへの意識 9.17.2020美馬道場

 昨日(9/17) の美馬道場。

 1 部クラス(19 時~20 時)

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 2 部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

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 昨日はある幼年の道場生と個別に話す機会がありました。

 話すことにおいて、一つ聞きたかったのが「強くなりたいか?」ということでした。

 会話を持つことからの趣旨から少し外れていましたが、率直に聞いたところ少したじろぎながらも「うん」と頭を縦に。

 「ならば、試合に出ろよ」と言葉を続けましたが、子どもの心に強さへの希求があるのかと時折思う時があります。

 この場合の強さは腕力的なものですが、日常生活において腕力的な強さは実際のところそれほど必要ではありません。

 特にゆとり教育後の世代は人間関係が鷹揚になり、腕力的な強さを意識する子どもは少なくなってきているのではないかと思います。

 個人的に最近の子ども達の間で年上を呼び捨てで呼ぶことが見られるのは、人間関係の鷹揚さにあるよう思います。

 私は最近の子ども達の鷹揚さを否定するものではありませんが、現実的に存在する腕力的な強さからなる力の差を正しく認識せねば人間関係を歪める危険性はあると思います。

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 空手の試合、特に我々のフルコンタクト空手の組手試合は、腕力的強さの認識には最適な機会です。

 強さへの意識がある子には試合を提起し、強さを求めるならば稽古への姿勢が何より大切であり、その姿勢が日常生活への素行にも反映するように指導したい思います。

 また強さへの意識が薄い子には稽古の組手であるスパーリングで、強さが現実ものとして存在し、その現実の中で対処を意識するように指導していきたいと思います。


 さて支部内連絡です。

 9/21 ㈪・9/22 ㈫は祝日で通常クラスはお休みですが、休講に伴う振替稽古を行います。

 休講は後日記載しますが、振替稽古は以下のとおりです。

 場所…鴨島道場 
 クラス・時間…小4 以下:10 時~11 時30 分 小5 以上:11 時45 分~13 時15 分

 稽古内容…通常稽古( 道着着用) なお小5 以上のクラス後30 分ほど、居残りスパーリング( フルコン・服装自由) を行います。

 ご都合のよい道場生の皆さんはご参加ください。

指導への根気=指導信念 9.16.2020鴨島道場

 昨日(9/16) の鴨島道場。

 少年部クラス1 部(17 時45 分~18 時45 分)

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 少年部クラス2 部(19 時~20 時)

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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)


9.16.2020鴨島道場 一般部クラス


 昨日の少年部クラスのスパーリングでは、ある子が今まで使っていなかった技を使っていました。

 スパーリング・組手における技は何事も初めて使う一瞬がありますが、その一瞬一瞬が進化・成長です。

 一瞬一瞬の進化・成長を引き出すには、その場での結果を求めるのではなく、先を見据えて根気よく進化・成長を促していくことが指導者としては大切だと思います。

 根気とは指導信念からブレないことですが、〝道場は稽古に来る場所〟このことを指導信念の重要な項目の一つとして道場生には向き合いたいと思います。

 根気=指導信念から道場生に提供できる進化・成長は、それが小さなものでも積み重ねていけば人生に有益な大きなものへと繋がっていくかと。

 

 支部内連絡です。

 コロナ感染拡大による公共施設の閉鎖により、休講している阿南道場、阿南東道場ですが、阿南道場(阿南市武道館)のみ、昨日より稽古再開となりました。

 ただし稽古において毎回の健康チェックリストの提出が義務付けされていますので、阿南道場生の皆さん、よろしくお願い致します。

基本は全てのもと。 9.16.2020徳島市加茂道場

 昨日(9/15) の徳島市加茂道場。

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)

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 一般部クラス(19 時45 分~20 時45 分)

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 一般部クラスでのミット稽古では、追い突きを仕掛け、相手の返しの前蹴りをバックステップで躱し、ワンツースリーを返すパターンを。


9.15.2020徳島市加茂道場

 ミット稽古では上記のような返しに対する返しといったパターンをよく行いますが、これは〝打てば、必ず相手は打ち返してくる〟という組手の基本原則の一つを念頭に入れています。

 道場生には上記の基本原則を理解して欲しいと思いますが、理解できれば反応力が高まり、その反応に体が動くように軸も定まりトータル的に組手力が高まります。

 基本はやはり、全ての元になります。

速く動ける体で…。 9.14.2020美馬道場

 昨日(9/14) の美馬道場。

 1 部クラス(19 時~20 時)

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 2 部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

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 昨日の昼間は、格闘技エクササイズ・ストライクフィットネスin 美馬。

 体を動かすことを楽しんでいただくことをコンセプトの一つにしている、パーソナル( お一人様のみ対応)・セミパーソナル( お二人様のみ対応) の格闘技エクササイズです。

 空手の指導と違い楽しむことを第一にしているエクササイズなので、私も楽しくレッスン指導させてもらっていますが、トレーニングされている方の上達は道場生の上達同様嬉しく思います。


9.14.2020ストライクフィットネス

 最近はミット打ちのパンチのスピードが、速くなってこられています。

 年齢を重ねるとともに〝速く体を動かす〟といったことが、なくなっていくと思います。

 経験上の感覚から動きの速さは、アンチエイジングの大きな決め手と感じます。

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 速く動ける体で、いつまでも若々しさを保っていただきたいと思います。

視点の広い自我 9.12.2020鴨島道場

 土曜日(9/12) の鴨島道場。

 選手クラス1 部(15 時45 分~16 時45 分)


9.12.2020選手クラス1部

 少年部クラス(17 時~18 時)


9.12.2020鴨島道場 少年部クラス

 選手クラス2 部(18 時15 分~19 時15 分)


9.12.2020選手クラス2部

 一般部クラス(19 時30 分~20 時30 分)


9.12.2020鴨島道場 一般部クラス

 居残り稽古(21 時~21 時30 分)


9.12.2020 鴨島道場 居残り稽古

 

 「◯◯の横蹴り、前はこうやって受けとったけど、今はこうやって受けよる」といった会話が、土曜日の稽古の合間に聞こえてきました。

 小学生中学年の子達の会話ですが、フランクな語り口ながら◯◯君の横蹴りの凄さを認め、それに対しての自分の積極的な対策を語っているように私は感じました。

 小学生中学年の時期は自我が強くなり、成長期において難しい時期と聞いたことがあります。

 上記の会話において、自我を自身のみに視点を置いた利己的なエゴとせず、他者の良さを視野に入れて自身を高める良好な自我が育っているように感じます。

 人の良さを素直に感じ取り、自分の良さへと繋げる。


9.12.2020選手クラス1 スパーリング

 そんな機会が空手の稽古には、たくさんあります。

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 互いに切磋琢磨の稽古を重ね、視点の広い自我を培い、成長していって欲しいと思います。

素直な自己認識。 9.11.2020徳島市加茂道場

 昨日(9/11) の徳島市加茂道場。

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分) 

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 一般部クラス(19 時45 分~20 時45 分)

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  居残り稽古(21 時~21 時30 分)

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 昨日のスパーリングでは、反則を繰り返す道場生が目に止まりました。

 反則は、突き蹴りのコントロールが定まらない技量不足が主な原因です。

 初級者ゆえに仕方がない部分もありますが、偶発的な反則はまだしも、その繰り返しは自身の技量不足を認識し改善して欲しいと思います。

 突き蹴りが定まらない原因は、組手・スパーリング以外の稽古に問題がありますが、例えばミット打ちなどの直接的な突き蹴りの稽古以外にも問題はあります。

 その一例として、蹴りおいては引き足後の接地。

 引き足は音を出さないように接地しなければなりませんが、これを心がけると蹴りのコントロールは高まります。

 音を出さない引き足は時折、口頭指導することですが、指導されることには意味がその場で理解できなくてもしっかりと耳を傾けて欲しいと思います。

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 指導に対して素直に耳を傾けることが、自身の技量不足を素直に認識し、その素直な自己認識が技量を向上を促す起動力となります。

 

 さて昨日は、道場生より、実習で作ったというパンをいただきました。

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 お世辞抜きで、良いホテルの朝食に出てくるパンに引けを取らない美味しさでした。

 ありがとうございました。