空手の稽古の立ち方の一つ、前屈立ち、第一の要点は前足の膝を曲げることです。
前足の膝を曲げる理由は前足に体重の乗せるためであり、膝で重心をコントロールすることがこの立ち方の稽古内容の一つになります。
膝は重心コントロールを司るものです。
膝による重心コントロールは攻防の要となるもので、私は膝の動きを特に重視していますが、そのため前屈立ちの指導では毎回前足の膝を曲げることをうるさく指導しています。
道場生にはうるさく指導することで、しっかりと重心コントロールできる膝の動きを練り上げて欲しいと思いますが、うるさく指導する理由はもう一点あります。
それは膝を曲げるという稽古の要点を形として示すことで、稽古に心を動かさせるためです。
初心者は許容範囲であっても、前足の膝を伸びた前屈立ちを行う道場生を見ると「稽古に十分、心が動いていないな」と感じます。
稽古は心と体を動かして、技が身につくものです。
心、そのものは目に見えなくても、心の動きは体の動きとして現れます。
心を動かす稽古は、特に子ども達にとって大切と思いますが、しっかり指導していきたいと思います。
昨日の鴨島道場
ストライクフィットネス(14 時~15 時)
少年部1 部(17 時45 分~18 時45 分)
少年部2 部(19 時~20 時)
一般部(20 時15 分~21 時30 分)
4.15.2021 記