空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

見事なカウンターと支部内連絡

 先週の居残りスパーリング、居残りを頑張られている同世代の道場生の方にスパー中、距離感が甘かったのでスタンスに 絡ませて距離感の指導を行った途端、見事なカウンターを被弾しました。


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 居残りを頑張られている成果が出てきています。

 スパーリングにおいて我々の世代は若い子たちの動きについていけないのが現実ですが、動きについていけなくても動き に合わせることはできます。

 添付動画のようなカウンターは、その合わせる動きの典型となるのでしっかり練り上げていただきたいと思います。

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  そしてアラフィフになっても、誰とでもスパーリングができる空手の本当の楽しみを感じて欲しいと思います。

 

 さて以下、支部内連絡です。

 昨日のブログでご連絡した徳島市加茂道場の休講ですが、稽古で使用している加茂コミュニティーセンターの対応変更で 本日(4/23 ㈮) から使えなくなりました。

 期間は今のところ5/9 ㈰までとなっています。

 よって期間中の4/23 ㈮、4/30 ㈮、5/7 ㈮の徳島市加茂道場の稽古は休講とさせていただきます。

 火曜日の城北トレーニング教室での稽古は5/4 ㈫は祝日でお休みですが、それ以外は行います。

 急な休講なので本日(4/23 ㈮)、私は加茂コミュニティーセンターの駐車場で18 時~19 時45 分まで待機しております。

 提出物のある方や事情を詳しく聞きたい方はお越しください。

 

 なおコロナ感染リスクの高まりから徳島西南支部関係者が感染、もしくは濃厚接触者になった場合のお願いをまとめたお 知らせを配布しております。

 お願いは主に情報提供していただくものですが、基本的に支部関係者の感染、濃厚接触に関しては個人名の公表等は致し ません。

 ただ支部内で感染者との濃厚接触、もしくはその可能性が起きた場合には、当事者に個別にお伝えいたします。

 いただいた情報は適切な扱いに努めます。

 個人的にコロナは現在、誰しもが感染するリスクを負う状況と思います。

 この状況下、感染された方や、濃厚接触者になった方への差別を私は否定します。  

 感染に関しては無論、最大限の防止策を講じて参りますが、コロナに関しての正しい理解のもと稽古を粛々と行っていき ます。


 道場生、保護者の皆様、ご理解のほど、よろしくお願い致します。


 昨日の美馬道場

 少年部クラス(19 時~20 時)


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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)


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 4.23.2021 記

受け返し、スネ受けからのショルダースルー

 昨日の鴨島道場一般部クラスの受け返しでは、最近、使う道場生が増えきた型・平安3 の分解でボクシングでいうショルダースルーをと入りれました。


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 スネ受けからのショルダースルー、そして返しと受け返しを組み立てましたが、スネ受けの足を上げる動作の時に足を上げるのに吊られて腰が浮いてしまえばショルダースルーはできません。

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 一昨日、昨日のブログの流れになりますが、スネ受け時に腰が浮かないように基本、移動、型稽古で練るファンクショナルトレーニングを活かすことが、この受け返しの組み立てには大切になります。

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 空手は稽古全てに基本、移動、型稽古が反映されるので、道場生は基本、移動、型稽古の重要ポイントをしっかり意識して欲しいと思います。

 

  さて新型コロナに対する徳島アラートの引き上げにより、徳島市加茂道場で使用している加茂コミュニティーセンターが使えなくなりました( 期間4/25~5/5、徳島アラート次第で延長もあり)。

 そのため使用不可期間中の5/30 ㈮の徳島市加茂道場の稽古は、中止とさせていただきます。

 なお明日4/23 ㈮の加茂コミュニティーセンターでの稽古は、期間前なので通常どおり、また4/27 ㈫の稽古も通常通り行います。

 徳島県での感染拡大、徳島アラートの引き上げにより、各所に動向が見られますが、徳島県の公立学校の部活は制限はあるものの対策の一層の強化をもって継続されています。

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 このことに準じ、西南支部でも稽古には一層の感染対策に気を払い、粛々とした稽古の中で道場生の健康増進に努めていきます。

 日曜日の審査会も予定どおり行いますが、今回の審査会もコロナ対策のためグループ分け( 第1 グループ10 時~11 時、第2 グループ11 時15 分~) にて行います。

 グループ分けの不明な道場生は指導員まで、問い合わせてください。

 

 昨日の鴨島道場

 少年部1 部クラス(17 時45 分~18 時45 分)


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 少年部2 部クラス(19 時~20 時)


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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)


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 4.22.2021 記

ファンクショナルトレーニングへの〝加味〟

 空手の稽古動作には片足立ちになる動作があります。

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 当然、片足立ちはバランス良く行わなければなりません。

 片足立ちでバランスを取るためには、片足を上げる時に軸を崩さないようにしたり、足を上げる動作に吊られて腰が浮かないようにする身体操作が必要となりますが、この身体操作が昨日のブログで書いたファンクショナルトレーニングとなります。

 

 昨日の稽古の受け返し、下段回し蹴りに見立てた受け返し棒をスネブロックする動作を加えましたが、スネブロックは片足立ち。

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 基本、移動、型稽古のファンクショナルトレーニングをスネブロックにも反映させなければなりませんが、スネブロックは受け返し棒への反応も加わります。

 この反応は基本、移動、型稽古のファンクショナルトレーニングを組手・スパーリングというパフォーマンスに繋げるファンクショナルトレーニングの〝加味〟となります。

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 パフォーマンスへの加味となるファンクショナルトレーニングを綿密に洗い出し、稽古を構築していきたいと思います。

 

 昨日の徳島市加茂道場

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)


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 一般部クラス(19 時45 分~20 時45 分)


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 4.21.2021 記

基本、移動、型稽古というファンクショナルトレーニング…〝心身の練磨〟

 空手の稽古動作は一つ一つの動作を区切るように行いますが、区切ることとは一つの動作を止めることでもあります。

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 以前から道場指導では動作の区切り、動作の止めることを重視し指導していましたが、最近は特に重点的に行い道場生の基本、移動、型稽古での動作の止めも少しずつ良くなっています。

 動作を止めることを重視する理由ですが、個人的に動きとは動作が連なることであり、一つの動作をしっかり止めることが次の動作への移行をスムーズ化させるがためです。

 一つの動作をしっかり止めることが、動きのコントロールになるものと思います。

 その点は空手の基本、移動、型稽古は動きのコントロールを身につけるのに適したファンクショナルトレーニング( 身体の機能を高めるためのトレーニング) に相当すると思います。

 また「動きを止めよう」とする意識は心の働きでもあり、心の働きが体の動きとなる空手の基本、移動、型稽古は我々の空手の道場訓にある、まさに〝心身の練磨〟となります。

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 〝心身の練磨〟のパフォーマンスの第一課題は組手・スパーリングで発揮されるべきものと思いますが、ファンクショナルトレーニングである基本、移動、型稽古に様々なトレーニングを加味し、第一課題へと道場生を導いて行きたいと思います。

 

 昨日の美馬道場

 少年部クラス(19 時~20 時)


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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)


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 4.20.2021 記

徳島県のコロナ感染拡大について

 昨日の日曜日は三好道場春季道場対抗試合に参加させていただきました。

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 まずは試合参加をお許しいただいた三好師範、運営された三好道場スタッフの皆様、ありがとうございました。

 西南支部からは3 名が参加、結果はオトちゃん、トキ君が優勝、タイセイ君が準優勝でした。

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 3 人とも、よく頑張りました。

 勝った人も、負けた人も、次への課題が見えた試合となりましたが、今週からまた頑張って行きましょう。

 

 さて今週から…、と意気込むところですが、徳島県のコロナ感染状況が一段と厳しくなってきました。

 休講も念頭に置かなければならない状況ですが、西南支部としてはコロナ対策を一段と強化し、地域の学校、公共施設の動向に準じたいと思います。

 強化策としては、これまで発声を中止していた稽古ではマスクを外していましたが、稽古でのマスクの全面着用( 選手クラスは除く)、従来どおりの稽古中の不要な発声の禁止、1 時間15 分で稽古していたクラスの1 時間への時間短縮を本日より2 週間(5/1 の稽古まで) 行います。

 なお緊急事態宣言等の発令がある場合には、その内容に準じます。

 コロナに対しては収束までは常時、緊張感を持って参りますが、その中でも前進できる部分は進んで行きます。

 次の日曜日に予定されている昇級審査会は、グループ分けを行い現在のところ開催予定です。

 また5/2 にJFKO 全国大会に出場する選手のみを対象とした四国・岡山合同稽古がありますが、その稽古参加枠を将来的にJFKO 大会に出場意欲がある中学生以上を対象に広げます。

 この合同稽古は現在稽古場所を調整中であり、詳細が決まり次第に稽古で案内したいと思います。

 西南支部は今後のコロナ禍を時には立ち止まり、しかし基本的に緊張感をもって前に進んでまいりますが、道場生、保護者の皆様、よろしくお願い致します。

 

 土曜日の稽古

 阿南合同稽古・一般部(19時10分〜20時10分)


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 選手クラス1部(15時〜16時)


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 鴨島道場少年部クラス(16時15分〜17時15分)


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 選手クラス2部(17時30分〜19時)


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 鴨島道場一般部クラス(19時15分〜20時30分)


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 鴨島道場居残り(21時〜21時30分) 


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  4.19.2021 記

フランシス・ガヌー選手に学ぶ

 UFC ヘビー級、新チャンピオンになったフランシス・ガヌー選手のパンチ。


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 一見、体力にものを言わせて遮二無二に突進してダウンを奪っているようにも見えます。

 確かに、けた外れのフィジカルがダウンには大きく作用していると思いますが、昨日のブログにも書いた牽制を用いたパンチのコンビネーション、そしてフィジカルの強さを存分に引き出す体の使い方がダウンを奪う最大要因であり、個人的に非常に勉強になります。

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 特に体の使い方、私は体幹と骨盤の使い方に着目しますが、ガヌー選手に見られる体幹と骨盤の使い方は自身、そして道場生にも身につけさせたく思います。

 私が着目するガヌー選手の体幹と骨盤の使い方は、体幹と骨盤を構成する筋肉群の〝動かすべきところ〟と〝動かさないべきところ〟の使い分けです。

 この使い分けは容易ではありませんが、ガヌー選手とは私が推奨するトレーニングに共通点があります。


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 使い分けをマスターする糸口は、この共通点にあるようにも思います。

 鋭意、研究していきたいと思います。

 

 昨日の指導

 やわらかカラテ(15 時30 分~16 時30 分)


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 徳島市加茂道場少年部(18 時30 分~19 時30 分)


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 徳島市加茂道場一般部(19 時45 分~21 時)


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 徳島市加茂道場居残り(21 時~21 時30 分)


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 4.17.2021 記

先生の言う通りに…、と指導する言葉の裏付けとして

 空手の動作には、先の動作で突いた拳を残すように次の動作に移る動作があります。

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 これは次の動作への牽制とされていますが、この牽制は意味がなく不要との意見もあるようです。

 私的に牽制は、添付動画のように実践として使えるもので必要と思います。


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 組手をフルコンルールのみで捉えてしまうと、牽制の意味は分からなくなるものと思います。

 空手の組手は型に集約されており、広く型の動作を検証すべく組手の幅を広げることが空手を武道と立証する一つの手段と思います。

 検証、立証なくして伝わってきた技を否定するのは、武道の定義から外れるようにも思います。

 武道はスポーツ競技と一線を画するもので、その違いの一つは技の尽きることのない探究です。

 探究心に真摯な心等が付随し、その作用が武道の響きに含まれる精神性を醸し出し、日本人の気質に合う武道の魅力となるように思います。

 私は武道の指導者としての自負を持つために、技の探究心を忘れてはならないと思いますが、私は道場生に「先生の言う通りに体を動かして稽古しなさい」とよく言います。

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 その言葉には道場生の服従を求める意図はなく、道場生の素直さを引き出すための言葉です。

 しかし、その言葉には取りようによっては服従を思わせる強い響きがあります。

 服従でなく、素直さのための強い言葉の裏付けを、私は自身の探究心としたいと思います。

 

 昨日の美馬道場

 少年部クラス(19 時~20 時)


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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)


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 4.16.2021記