蹴りの基本は、基本稽古で行う前蹴上げに集約されていると個人的に思います。
基本たる所以は、骨盤を使っての足の振り、前屈立ちで軸足を強固に構築する2 点です。
足の振りと軸足の強固な構築は、蹴りの威力と蹴りのコントロールに直結します。
骨盤を使っての足の振りは、骨盤を回す、個人的には骨盤を構成する腸骨の振り上げる足の部分を前に押し出す感覚を高めます。
軸足の構築では、前屈立ちで軸足となる前足に体重を乗せ予め強固なものとして、振り上げた足を降ろす時には、降ろす足に軸足が崩されないように前屈立ちでの前足の膝の曲げをキープします。
上記2 点の意識を高めて前蹴上げを反復することで、本当に組手・スパーリングで使える蹴りの根幹が練りあがってくると思います。
蹴りは見栄えが良く、多くの人が好んで使いたがりますが、付け焼刃では組手・スパーリングでは使えません。
使えないどころか、軸足が甘い蹴りはコントロールも甘く、蹴るべきでない場所を蹴って足の怪我を誘発します。
道場生には、蹴りの基本である前蹴上げを、地道に反復練習して欲しいと思います。
ちなみに前蹴上げは直接、組手・スパーリングでは使えませんが、蹴りの軌道を変えれれば、そのままカカト落としに応用できます。
カカト落としに応用するには、足を高く蹴上げることが必要となりますが、若い道場生には最初から高く上げるように心掛け、シニア世代の道場生には最初に上がる高さから、徐々に高く上がるように頑張って欲しいと思います。
昨日の美馬道場
少年部クラス(19 時~20 時)
一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)
< 西南支部連絡>
次の日曜日(6/27) は徳島合同稽古です。
詳細は以下の通りです。
小4 以下…10 時~11 時30 分
小5 以上…12 時~13 時30 分
参加できる道場生は頑張りましょう。
6.25.2021 記