昨日(9/10) の徳島市加茂道場、
少年部クラス、
一般部クラス。
少年部クラスでの受け返しは相手の右前蹴りをバックステップしながら右手の下段払いで受け流し、左ローから右ハイの返し。
また、相手の左前蹴りを左の下段払いで受け流し右ローから左ハイ返す2 パターン。
右の前蹴りに右の下段払い、左の前蹴りに左下段払いはマストとしましたが、マストされた逆の下段払いでも受け返しは成立します。
敢えてマストとするのですが、マストをしっかり守れる幼稚園生もいれば、マストが守れない小学生中学年も…。
その差から感じるところは生来の能力としての差というより、稽古に対する集中力、真摯さの差です。
マストを設定する理由は、巧緻性を高める( 指定された動きを忠実に行うことで、いわゆる運動的器用さを身につける) ためです。
マストが守れるか、守れないか、生来の能力の差ではありませんが、マストによって培われる能力には差がつきます。
その能力の差は稽古に対する集中力、真摯さの違いです。
〝差〟は空手における紛れもない真実であり、組手を通して実感するものです。
その真実を理解し、受け入れ、空手を稽古する限りは差を埋めるべく努力する。
そして差がある人との違いは、自分の心にあることに気づく指導を目指していかねばと。