空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

指導者が醸し出す稽古の雰囲気。


 昨日(9/11) の鴨島道場、


 少年部クラス、

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 一般部クラス、

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 居残りクラス。

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 指導者が醸し出す稽古の雰囲気は、その指導者の稽古観・空手観が源泉となるように思います。


 私の場合、やはり競技者あがりなので競技的空気が濃いもののように思います。


 指導指針として〝競争心より向上心〟を掲げていますが、競技を経てきた人間なので人と技を競うことは、潜在意識として抜けきれません。


 ただ、技の競い合いを、あくまでも自分の技を高めるためとすることで、競うことを競争心ではなく向上心としています。


 自分の技を、自分を高める。


 それは自分への追い込みでもありますが、自分への追い込みから発せられる稽古の雰囲気は万人の人には合わないかもしれません。


 時折、悩むところでもありますが…。


 しかし緊張感のない、気の抜けた稽古では、倒すか、倒されるかの組手には役に立たない。


 自分を追い込む稽古の根底となる、自身の経験からなる上記の稽古観・空手観は空手の本質を捉えていると思います。

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 稽古に関する悩みは尽きるものではありませんが、空手の本質から逸脱する稽古にはならないようにしていきたいと思います。