空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

客観視からの意識の覚醒。


 昨日(9/17) の徳島市加茂道場、


 少年部クラス、

f:id:osakadojo:20190918094223j:plain

 一般部クラス。

f:id:osakadojo:20190918094247j:plain

 昨夜の帰宅後は大会後恒例の映像研究。

f:id:osakadojo:20190918094314j:plain

 試合に挑戦する道場生において、高めて欲しいのは〝意識〟だったりします。


 その意識とは、試合での勝利への意識。


 試合で勝利するための稽古への意識。


 道場生の意識をどう高めるか?


 私にとって一番の課題ですが、昨夜の映像研究で自身の試合の映像をしっかり見て、自分を客観視できるようにすることを、一つの指導手段にしていこうと思い立ちました。


 判定で勝負が決まる場合、当たり前のことですが、相手が優勢であるから旗が相手に上がります。


 相手の優勢は自分の敗勢、自分の敗勢を客観視し、映像として記憶する。


 その記憶を稽古で呼び起こし、記憶の中の自身の敗勢を稽古で払拭する。


 試合の稽古へのフィードバックですが、私自身、現役当時はこのフィードバックを繰り返して来ました。


 フィードバックは若い・幼い道場生には難しい作業かもしれませんが、自分の映像を見る実際の視覚による客観視を芽生えさせていくことで〝意識〟の発芽とさせていきたいかと思います。


 また客観視は自身の敗勢のみにらず、自身の優勢にも目を向けて欲しいと思います。


 負けた試合であっても試合の様々な展開の中には、自分が優勢な場面があったりします。


 自身の敗勢、そして優勢を試合結果の感情に囚われず客観視し、それを稽古に繋げる。


 空手の試合を通して学ぶ、自分の未来を切り開くための自己意識の覚醒となり得るように個人的に思います。