空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

最先端でありながら、原風景。

 昨日(11/12)の徳島市加茂道場、

 少年部クラス。


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 型稽古の号令は無号令の緩急に合わせるパターンと、各動作の間(ま)を空けるパターンとで行っています。

 間を空ける号令は各動作の〝極め〟の意識を高めるためですが、無号令における緩急は極めが伴わなければ緩急となりません。

 極めを繋ぎを、緩急として欲しいと思います。


 一般部クラス。


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 ミット稽古は、追い突き→前足ハイ→ワンツースリー、逆突き→奥足ハイ→ワンツースリー。

 追い突きで相手の右のガードを下げ、空いた相手の右側面に左ハイ、そしてワンツースリーのフォロー。

 逆突きで相手の左のガードを下げ、空いた相手の左側面に右ハイ、そしてワンツースリーのフォローといった組手の展開を意識して欲しいかと。

 

 さて週末に行われた第12回世界大会、大盛況で終了しました。

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 世界大会はフルコンタクト空手、その組手の最先端。

 最先端の技術・フィジカル・メンタルを目の当たりにしたことは、今後の指導指針の大きな刺激となりました。

 指針とすべきは、男子チャンピオンで2連覇を達成した島本雄二選手が戦前語っていた〝打たせずに打つ〟組手。

  その組手は最先端でありながら、個人的には組手の原風景かと。