空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

体罰の定義。

 昨日(12/3)の徳島市加茂道場。

 少年部クラス。


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 型は平安2。


 一般部クラス。


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 ミット稽古は、カウンターの前足前蹴り→ワンツースリー→左右のハイ及びミドル。

 

 今朝の新聞に、子どもへの体罰の定義と具体例が掲載されていました。

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 個人的に具体例には違和感を感じるものがありますが、定義<身体に苦痛や不快感を引き起こす行為(罰)>には、一応、妥当のように思います。

 ただ空手、特に我々フルコンタクト空手の組手・スパーリングは、保護者の勧めで空手を学ぶ子どもの場合、子どもが苦痛や不快感と感じたならば、行為として体罰になるのではないかと思います。

 恐らく、フルコンタクト空手を学ぶ子どもたちの大半は、組手・スパーリングにおける痛みと恐怖・緊張感を苦痛と不快感として感じていたり、過去に感じたことがあると思います。

 指導者や保護者が子どもの心情に寄り添わず、高圧的・強制的に空手が子どもに強いられる場合は、空手は体罰であると思います。

 しかし、心情に寄り添えば体罰にはならないと私は思います。

 心情に寄り添うとは、単に苦痛と不快感への拒絶を受け入れけるのではなく、痛みと恐怖・緊張感に向き合えない子どもの心に、指導者と保護者がどう向き合うかが、一番大切であるように思います。

 指導者として私は、組手・スパーリングにおける痛みと恐怖・緊張感を、子どもたちのペースに合わせて向き合えるように指導していきたいと思います。

 西南支部の保護者様におかれましても、その点をご理解いただきたく願うものですが、現状、西南支部では痛みと恐怖・緊張感に向き合う子どもたちの心が、強く育つことをご理解いただけている保護者様はたくさんいらっしゃるように感じます。