空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

自宅練習・初心者編・突きメニューの趣旨

 昨日紹介した、自宅練習・初心者編・突きメニューの趣旨を説明します。

 初心者はまず、しっかりした突きのフォームを身に付けるべきであり、単発もしくは簡単なコンビネーションを根気よく反復練習して欲しいと思います。

 フォームの詳細は動画中述べていませんが、西南支部道場生はいつも私が稽古中に指導しているように、拳に体重を乗せるフォームを意識して欲しいと思います。

 拳に体重を乗せる一つのポイントは追い突き、逆突きならばインパクトでしっかり肘を伸ばすこと、下突きならば肘を90度以下に曲げないように腕を振るようにインパクトを取ることです。

  肘を伸ばす、腕を振ってインパクトを取る感覚を高めるためには、何かに拳を当てた方が良いと思います。

 フォーム固めでは軽く当てる程度で大丈夫ですが、なるべく的を絞って当てた方が良いと思います。

  動画で紹介している練習器具は軽く当てる、的を絞るという点で適しておりオススメです。

 また突きにおける立ち方、スタンスも重要ですが、突きに祭し拳に体重が乗るスタンスを整えて欲しいと思います。

 動画中でも指摘してますが、初心者が実際のスパー・組手で突きを打つ際、スタンスが乱れている場合が多く散見されます。

 特に相手から離れた距離で突きを仕掛る場合、突進して足をバタバタしながら打つ初心者が多いですが、離れた距離から突きを打つ場合、距離をステップで詰め、詰めた後もスタンスが乱れないように打つよう反復して欲しいと思います。

 フォームに関して他支部、他道場の方でアップ動画を参考にしていただける方は、所属道場で習ったフォームで行って欲しいと思います。

 明日のブログでは中・上級者編の練習趣旨を書きたいと思いますが、昨日は自身で中・上級者編と前川支部長の紹介されているフィジカルトレーニング(ヒートトレーニング)を実際にやってみました。

 前川支部長紹介のヒートトレーニングは、個人的に思った以上に効果的でした。

 3パターンで30分強の自重トレーニングですが、普段、30分強もかけて自重トレーニングをしないので身体への効き方は普段行っているトレーニングとは違う感じで、ゆっくり効かすという感じでした。

 また、メニューの中にアイソメトリックがあり、これが一層トレーニングの効きを高めているよう思います。

 サーキットの中にアイソを組み込む発想は私にはなかったですが、さすがトレーニングマニアの前川支部長考案メニューです。

 きついメニューもありますが、本当に自分のペースで良いので、ぜひ多くの方にトレーニングして欲しいと思います。

 

  初心者編・練習メニュー突き


自宅練習 突き・初心者用

 1.追い突き 2.逆突き 3.前手の下突き 4.奥手の下突き 

 5.ワンツー(追い突き・逆突き) 6.下突きワンツー(前手下突き・奥手の下突き)

 7. ワンツースリー( 追い突き・逆突き・下突き) 8. 4 連打( 追い突き・下突き×2)

 9. 逆ワンツー( 逆突き・追い突き)  10. 追い突き・前手の下突き

 11. 逆突き・前手の下突き 12. 追い突き・前手の下突き・奥手の下突き

 13. 前手の下突き・逆の下突き・追い突き

 14. 逆の下突き・前手の下突き・逆突き 15. 踏み込んでのワンツー

 16. 踏み込んでのワンツースリー 17. 踏み込んでの4 連打 18. フリーの打ち込み

 1~17 のメニューを1 分間でインターバルは30 秒以内、18 のフリーの打ち込みは1 分間で3~5 回

 

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