空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

自宅練習・蹴り・初心者編の注意点

 昨日(4/21)アップした、自宅練習メニュー・蹴り・初心者編の練習における注意点を書きたいと思います。

 初心者の方は、まずはフォームを固めることが大切だと思います。

 蹴りは片足立ちになる分、突き以上にフォームを習得することに時間を要します。

 フォーム自体の詳細は省きますが、フォーム練習で大切ことは蹴り足を元の位置に戻すことです。

 組手が上達すれば蹴った後の引き足をコントロールし、蹴った後に相手に対するポジションを変更したりしますが、それも引き足を元に戻すことから練り上げたコントロールから可能になります。

 単発の蹴り込みでは、しっかり構えてから蹴り、元の構えにしっかり戻す意識を高めて欲しいと思います。

 また動画では左右の蹴りのコンビネーションを紹介していますが、蹴りのコンビネーションで特に意識を高めるべき要点は、蹴りの距離をしっかりコントロールする点です。

 動画中には膝蹴りから前蹴りのコンビネーションを紹介していますが、膝頭で当てる膝蹴りと足の裏の中足で当てる前蹴りでは、蹴りの距離が違います。

 膝蹴りから前蹴りに繋げるコンビネーションでは、近い距離で蹴る膝蹴りではステップインし、遠い距離で蹴る前蹴りではステップアウトする距離のコントロールがなければ威力の伴った蹴りは蹴れません。

 似たような距離の前蹴り、回し蹴りのコンビネーションでも実際の組手では距離のコントロールが必要となるので、蹴りの距離には重々意識を高めて欲しいと思います。

 個人的に組手の巧拙は、蹴りに限らず相手との距離のコントロールに負う点が大きいと思います。

 蹴りの距離のコントロールは、組手全般の距離のコントロールに通ずるので、とにかく意識を高めて欲しいと思います。


 ※自宅練習の際は、近隣への騒音に注意しましょう。 


自宅練習・蹴り・初心者用

 1. 奥足前蹴り( 左・右)

 2. 前足前蹴り( 左・右) 
 3. スイッチからの前足前蹴り( 左・右)

 4. 奥足回し蹴り( 上段or 中段、左・右)

 5. スイッチ前足回し蹴り( 上段or 中段、左・右)

 6. 奥足膝蹴り( 左・右)

 7. スイッチ前足膝蹴り( 左・右) 8. 奥足前蹴り・前足回し蹴り( 左・右)

 9. 前足前蹴り・奥足回し蹴り( 左・右)

 10. 奥足膝蹴り・前足前蹴り( 左・右)

 11. 前足前蹴り・奥足膝蹴り( 左・右)

 12. 奥足膝蹴り・前足回し蹴り( 左・右)

 13. 前足膝蹴り・奥足回し蹴り( 左・右)

 14. 奥足回し蹴り・前足前蹴り( 左・右)

 15. 前足回し蹴り・奥足前蹴り( 左・右)

 16. 奥足回し蹴り・前足膝蹴り( 左・右)

 17. 前足回し蹴り・奥足膝蹴り( 左・右)

 以上、各1 分1 セット

 18. フリーの打ち込み( 突きを交えて)1 分3 セット~5 セット

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