一昨日(4/21)にアップした自宅練習動画、蹴り・中級・上級者編の注意点です。
蹴りは実際に対象物を蹴る蹴り足と、体を支える軸足とに両足の役割が分担されます。
蹴りにおける両足の役割分担において、個人的には軸足の方が重要に思います。
軸足と体幹を繋ぎ、蹴りそのものの体全体の軸がしっかりしてなければ、強くて、正確な蹴りは蹴れないと思います。
軸足と体幹の繋ぎは、蹴りの動作の反復で強化されるものと思います。
初心者は動作の反復を自分のペースで行うのに対し、中・上級者は1 秒・2 秒・3 秒と短い時間の縛りを設定して反復することで軸の強化をより効率化にさせるのが、今回紹介している練習の要点です。
蹴りにおける体全体の軸は、蹴った後にバランスを乱さないことで整ってきます。
今回紹介の練習メニューにおいて、単発の蹴りでは蹴った後にしっかり構えることで、コンビネーションにおいては蹴った後の構えと共に蹴りと蹴りとの繋ぎでバランスを崩さないように注意を払って欲しいと思います。
これもまた個人的に思うところですが、蹴りで培った体全体の軸の強化は突き、ディフェンスといった組手全体の動作の効率化に反映され、蹴りが上手くなれば組手全体が上手くなると思います。
上段が蹴れれば言うことはありませんが、中段、下段でも軸は強化され上達に反映されます。
上段が蹴れないからといって蹴りに苦手意識を持つのではなく、蹴りは積極的に練習して欲しいと思います。
※自宅練習の際は、近隣への騒音に注意しましょう。
1. 奥足前蹴り(2 秒×30)
2. 奥足前蹴り(1 秒×60)
3. 奥足廻し蹴り(2 秒×30)
4. 奥足廻し蹴り(1 秒×60)
5. 奥足膝蹴り(2 秒×30)
6. 奥足膝蹴り(1 秒×60)
7. 奥足前蹴り・前足廻し蹴り・スイッチ(3 秒×20)
8. 奥足前蹴り・前足廻し蹴り・スイッチ(2 秒×30)
9. 前足前蹴り・奥足廻し蹴り・スイッチ(3 秒×20)
10. 前足前蹴り・奥足廻し蹴り・スイッチ(2 秒×30)
11. 奥足膝蹴り・前足前蹴り・スイッチ(3 秒×20)
12. 奥足膝蹴り・前足前蹴り・スイッチ(2 秒×30)
13. 前足前蹴り・奥足膝蹴り・スイッチ(3 秒×20)
14. 前足前蹴り・奥足膝蹴り・スイッチ(2 秒×30)
15. 奥足膝蹴り・前足廻し蹴り・スイッチ(3 秒×20)
16. 奥足膝蹴り・前足廻し蹴り・スイッチ(2 秒×30)
以上、各1 セット
17. フリーの打ち込み( 突きを交えて) 1 分4 セット~8 セット