空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

稽古のポイントや技の理論 7.14.2020徳島市加茂道場

 昨日(7/14)の徳島市加茂道場。

 少年部クラス(18時30分~19時30分)


7.14.2020 徳島市加茂道場 少年部クラス

 1挙動ずつ号令をかける型稽古では、号令の感覚を無号令よりも空けて行います。

 号令の間隔を開けることで、1挙動ずつを速く、大きく動き、そしてその動きをしっかり止める意識を促します。

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 速く、大きく動き、それをしっかり止める、型におけるフィジカル鍛錬の重要ポイントと思います。


 一般部クラス(19時45分~20時45分)


7.14.2020 徳島市加茂道場 一般部クラス

 受け返しは前足へのローを体の切り返しで躱し、追撃の突きをサイドステップで躱すパターンを。

 このパターンのポイントは最初に後ろ足となる足の位置。

 体を切り返した後は前足となりますが、切り返しで相手との距離を大きく変化していますが、最初の後ろ足の位置はあまり変わっていません。

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 距離に変化があるのに位置はかわっていない、間合いを巧妙に操るのには、こういったポイントをしっかり抑えることかと。

 

 さて、昨日の一般部クラスでは、ある道場生の突きをミットで受けましたが「突きが重くなっている」と感じました。

  稽古後、その道場生が後輩に請われて突きを指導を行っていたので、聞き耳を立てると理に適った良い内容の指導をしていました。

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 彼の突きが重くなっているのは「突きの理論をきちんと頭で理解しているからだ」と納得すると同時に嬉しく思いました。

 闇雲に稽古することも時には必要ですが、稽古のポイントや技の理論をしっかり考え、理解することは、もっと必要のように個人的に思います。