空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

ヘッドギアの死角 7.28.2020美馬道場

 昨日(7/27) の美馬道場。

 1 部クラス(19 時~20 時)

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 2 部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

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 コロナ対策としてスパーリングでは、私も飛沫シールド装備のヘッドギアを着用しています。

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 ヘッドギアには死角があり、死角に相手が入ったら相手が消えたようになり、ヘッドギアの着用に慣れない場合、非常にやりにくく感じます。

 出来ればヘッドギアなしでスパーリングをしたいのが本音ですが、今のコロナ情勢下ではそれは許されません。

 スパーリングがやりにくいからやらないでは、組手感覚は落ちるだけであり…。

 そこで物は考えようで、死角に入って相手を見失えば、相手は消えた訳でなく死角にいる訳で、死角に入る相手を意識し、素早く相手に対するポジションを変更する反応・反射を高める様に意識をしています。

 先般、バドミントンの桃田選手は海外で事故に遭い、視力に障害を負いました。

 打つべくシャトルが二重に見えたそうですが、その障害を負った時、二重に見えるシャトルのうち一方は必ず実体であり、実体もシャトルを見るたびに変わることはなく、二重に見えるシャトルの実体を追って練習を続けようと思ったそうです。

 桃田選手のエピソードはあるニュース番組で知りましたが、インタビューをしていたキャスターは「それは無理」と半ば呆れ気味でした。

 私は桃田選手の考え方に大いに共感を覚えますが、最近の社会情勢下では大切な考え方だと思います。