空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

強さへの意識 9.17.2020美馬道場

 昨日(9/17) の美馬道場。

 1 部クラス(19 時~20 時)

f:id:osakadojo:20200918094936j:plain

 2 部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

f:id:osakadojo:20200918095005j:plain

 

 昨日はある幼年の道場生と個別に話す機会がありました。

 話すことにおいて、一つ聞きたかったのが「強くなりたいか?」ということでした。

 会話を持つことからの趣旨から少し外れていましたが、率直に聞いたところ少したじろぎながらも「うん」と頭を縦に。

 「ならば、試合に出ろよ」と言葉を続けましたが、子どもの心に強さへの希求があるのかと時折思う時があります。

 この場合の強さは腕力的なものですが、日常生活において腕力的な強さは実際のところそれほど必要ではありません。

 特にゆとり教育後の世代は人間関係が鷹揚になり、腕力的な強さを意識する子どもは少なくなってきているのではないかと思います。

 個人的に最近の子ども達の間で年上を呼び捨てで呼ぶことが見られるのは、人間関係の鷹揚さにあるよう思います。

 私は最近の子ども達の鷹揚さを否定するものではありませんが、現実的に存在する腕力的な強さからなる力の差を正しく認識せねば人間関係を歪める危険性はあると思います。

f:id:osakadojo:20200827093548j:plain

 空手の試合、特に我々のフルコンタクト空手の組手試合は、腕力的強さの認識には最適な機会です。

 強さへの意識がある子には試合を提起し、強さを求めるならば稽古への姿勢が何より大切であり、その姿勢が日常生活への素行にも反映するように指導したい思います。

 また強さへの意識が薄い子には稽古の組手であるスパーリングで、強さが現実ものとして存在し、その現実の中で対処を意識するように指導していきたいと思います。


 さて支部内連絡です。

 9/21 ㈪・9/22 ㈫は祝日で通常クラスはお休みですが、休講に伴う振替稽古を行います。

 休講は後日記載しますが、振替稽古は以下のとおりです。

 場所…鴨島道場 
 クラス・時間…小4 以下:10 時~11 時30 分 小5 以上:11 時45 分~13 時15 分

 稽古内容…通常稽古( 道着着用) なお小5 以上のクラス後30 分ほど、居残りスパーリング( フルコン・服装自由) を行います。

 ご都合のよい道場生の皆さんはご参加ください。