空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

相手が泣き出したら、加減をする心。

 一週間の休講をいただいていた道場も昨日より再開。

 昨日の美馬道場

 一部クラス(19 時~20 時)

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 二部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

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 休講中、道場指導についてあれこれと考えておりましたが、その思案の中で先日のショッキングな新聞記事を思い出しました。

 その記事とは、20 代前半の夫が10 代の妻に暴力をふるい、妊娠中の妻が流産したという事件。

 徳島県内の事件だけに衝撃は大きいものでした。

 〝未熟さゆえに〟では済まされない、このような事件は後を絶ちません。

 空手を通じ子ども達と接する立場として、このような事件を引き起こす社会背景とは、真逆の雰囲気を道場の空気としなければと思いますが、そうするにはどう指導すれば…。

 先日、ある幼年の子同士のスパーリングで、それまでお互いガチンコでスパーリングしていたのが、片方の子が泣き出した瞬間から、もう片方の子は攻撃の手を緩めていました。

 学者のように上記の事件を分析することは出来ませんが、人の情として直感するに、スパーリングで泣いてる子に加減をする情操を幼少時から養っていげば、上記のような事件は起こらないと思います。

 「相手の子が泣き出したら加減をするように」私がスパーリンクでよく指導することです。

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 人と本当に打ち合う我々のスパーリングでは色んな感情が沸き起こりますが、その感情を人の情としてコントロールできるように指導していきたいと思います。

 そして、そういった指導を素直に受け入れる道場生がいることは、大げさかもしれませんが、これからの社会の光明のように思います。

 

 さて諸連絡です。

 次の日曜日に行われる審査会ですが、密を避けるため3 グループに別れて行いますが、従来のお知らせしていたグループ分けでは人数にバラツキが生じるため再編致します。

 再編したグループ分けは、ペーパーで今日の稽古よりお渡しします。

 受審者は確認の上、都合の悪い場合は申し出てください。


 また、毎週金曜日に行っているカルチャーセンター徳島さんでの「やわらかカラテ」は、念を入れてもう一週間、休講期間をいただきます。

 再開は10/16 からです。

 受講者の皆さん、よろしくお願い致します。

10.6.2020