空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

スポーツとの差別化。

 昨日の美馬道場、

 一部クラス(19 時~20 時)


美馬道場1部クラス 10.12.2020 ※この動画は音声が出ます。

 受け返しは、突いてくる棒を前蹴りに見立てて、前蹴りを捌き、顔に飛んでくる棒を上段回し蹴りに見立ててサイドステップで躱し、上段回し蹴りの返し。


 二部クラス(20 時15 分~21 時15 分)。


美馬道場2部クラス 10.12.2020 ※この動画は音声が出ます。

 受け返しは、ワンツーを仕掛け、相手の返しの前蹴りを捌き、追撃の上段回し蹴りをサイドステップで躱しての上段回し蹴りの返し。

 コロナ対策で、ソーシャルディスタンスを確保するために始めた受け返し棒を使って受け返しですが、受け返しは稽古の中で重視しています。

 ディフェンス技術を高める作用はもちろんのこと〝躱す〟という動作は、老若男女を問わず反応・反射の運動神経を発達させる効果が高いように思います。

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 子供たちの遊びである鬼ごっこがスポーツトレーニングとして有効とされていますが、鬼ごっこも〝躱す〟動作があるため受け返しとの類似性はあると思います。

 〝躱す〟動作のトレーニング効果はスポーツ的見地によると体の制御、切り返しといったフィジカル的要素のみに着眼していることが多いように思います。

 空手的見地においてはスポーツ的見地の上に棒を扱う人との呼吸( タイミング)、いわゆる間合いにも及び、その着眼点は少し色合いが違っています。

 その色合いの違いを、スポーツと空手・武道の技術的な違いとして差別化し、稽古で提供していきたいと思います。

 さて西内さんが、美馬道場のサポートとして来てくれるようになりました。

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 これで稽古がはかどりますが、西内さん、よろしくお願い致します。

 10.13.2020 記