空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

昇段審査についての考え方

 昨日の祝日は道場稽古はお休みでしたが、午前中に型の確認を中心とした昇段審査・受審者への稽古を行いました。


昇段稽古 11.3.2020 ※この動画は音声が出ます。


昇段稽古 11.3.2020 ※この動画は音声が出ます。


昇段稽古 11.3.2020 ※この動画は音声が出ます。

 昇段審査は次の日曜日に行います。

 3 名受審予定でしたが、1 名が最近の稽古不足を理由に延期を申し入れてきました。

 昇段審査を重々しく捉え、軽んじて受審しない意志を汲み、冬の審査での延期を認めました。

 審査に対する真摯な意識は無論肯定しますが、かといって昇段審査をあまり重責に捉えて欲しくないと個人的には思います。

 西南支部の昇段・昇級審査に対する方針は、指導員が事前に合格見込みが十分な道場生のみ受審を許可するものとしています。

 普段から稽古を見ていれば、昇段・昇級に相応しいかは分かります。

 指導員から見た普段の稽古、空手に対する姿勢を、審査に反映させるのが西南支部の審査です。

 今回の受審者は皆んな高校2 年生ですが、彼らは幼稚園・小学校低学年から空手を始めました。

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 指導員である私は普段の稽古をずっと長年見てきており、彼らが幼かった頃の姿は忘れることはありません。

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 これまでの長い間、選手として試合にたくさん出場していた時期もありますが、試合に出なくなった今と比べ相対的な組手の強さは選手として頑張っていた時期の方が強かったのは事実です。

 昇段審査のメインは10 人組手であり、今10 人組手を行えば昔のイメージほどの強さは見れないかもしれません。

 しかし普段の稽古を審査に反映させる西南支部では、今のみで全てを断じるものではありません。

 これまでの稽古、そして回数は少なくなったり、稽古に来ない時期があったりしても、辞めずに今も稽古に来ている長年の空手への姿勢を昇段審査に反映させます。

 今をもってのみで断じないということは、将来を見据える事でもありますが、黒帯は空手を〝継続〟してきたことの証です。

 一つのことを継続する芯の強さは、これから社会に羽ばたく彼らの人格を構成する核となり得ると思います。

 自信をもって黒帯を手にし、これからの先の自分たちの人生を見据えて欲しいと思います。

 

 月曜日の美馬道場

 1 部クラス(19 時~20 時)


美馬道場1部 11.2.2020 ※この動画は音声が出ます。

 2 部クラス(20 時15 分~21 時15 分)


美馬道場2部 11.2.2020 ※この動画は音声が出ます。

 10.4.2020 記