空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

昇段審査、自分自身の継続へと。

 昨日は、コロナの影響で3 月から延期が続いた昇段審査会でした。

 イロハちゃんとユウナちゃんが受審、二人とも正しく基本、移動、型稽古を習得し、10 人組手を完遂したため初段昇段を認定しました。

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福島彩羽10人組手、10人目 ※この動画は音声が出ます。


小林優那10人組手、10人目 ※この動画は音声が出ます。


 昇段審査のハイライトである10 人組手は苦しそうでしたが、小学生の頃、選手として頑張っていた動きをか随所に取り戻し、よく頑張りました。

 イロハちゃんで入会より8 年、ユウナちゃんで10 年、先週のブログで黒帯は継続の証と書きましたが、昇段審査の試練である10 人組手のような苦しいことを長年継続した証を自分自身への自信として、これからの人生をしっかりと歩んで欲しいと思います。

 審査中には幼い頃からこれまでに至るまでの二人姿が思い返されていましたが、二人とも小さい子からの人となりが変わっていません。

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 変わらないままに持ち続けている二人の素敵な人となりを、これからも持ち続けるよう〝自分自身を継続〟することを今後は頑張って欲しいと思います。

 イロハちゃん、ユウナちゃん、昇段おめでとう。


 審査会には後輩道場生が見学、応援に訪れていましたが、皆んな〝何か〟を感じるものがあったと思います。

 その〝何か〟とは、これから先稽古を続け、自分たちが10 人組手を行う時に見えてくるものと思います。

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 道場生たちが10 人組手を受ける時を楽しみに、私も今日からの指導を頑張りたいと思います。

 昇段審査会は、一人の人間を立証するような昇級審査会とは一味違ったものですが、昇段審査会は先達の黒帯なしでは成立しません。

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 休みの中、昨日の審査会に立ち会って下さった黒帯の皆さん、特に右京君においては進学先の愛媛県より妹のようなイロハちゃん、ユウナちゃんのために駆けつけてくれ、ありがとうございました。

 また見学の保護者の皆様も、応援ありがとうございました。

 11.9.2020 記