空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

組手で〝前に出る〟〝下がらない〟勇気を持つ方法 ※雪への支部内連絡(下段)

 空手の組手は〝前に出ること〟〝下がらない〟ことが大切です。

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 特に試合の組手の勝機の大半はこの2 点にあります。

 〝前に出ること〟〝下がらない〟言葉で言うのは簡単ですが、対戦相手も同じように圧力を掛けてくる組手でそれを実践するのは至難です。

 〝前に出ること〟〝下がらない〟ことで一番大切なのは相手の圧力に屈しない勇気を持つことですが、勇気をいったいどのように持つようにするのか?

 一つは打たれ強さ、前に出る・下がらないための足腰・体幹のフィジカルを鍛えることですが、それと並行してもう一つ、技術を高めることで勇気は持てると私は思います。

 添付動画は最近の顔面パンチ有りのスパーリングですが、上手く決まったカウンターです。


カウンター

 相手がモーションの大きいフック気味のストレートを打つ瞬間のタイミング( 技の起こり) を捉えて、ショートのフックを合わせています。

 相手がストレートを打ちながら前に出てくるところをタイミングを捉えるため、心持ち前に出るように下がらず踏みとどまりフック合わせながら、かつ圧力を躱すためにステップしています。

 こういった技術が使えればルールを問わず、どんな組手でも〝前に出ること〟〝下がらない〟ことは怖く無くなるものです。

 この技術はタイミングを捉えることが大切ですが、私が指導するクラスでは受け返しでまず、下がるタイミングを掴むことで体得するように指導しています。


受け返し1.8.2021

 いきなり前に出るタイミングを掴むのは難しいものですが、下がるタイミングも前に出るタイミングも、結局タイミング的には同じことで取り組みやすい下がることから始めています。

 下がるタイミングを体得することで、前に出るタイミングのみならず、勇気の源泉となる技術〝カウンター〟に必要な様々なタイミングが得られますが、道場生にはしっかり意識を高めて受け返しに取り組んで欲しいと思います。


 昨日指導

 やわらかカラテ(15 時30 分~16 時30 分)


やわらかカラテ1.8.2021

 徳島市加茂道場少年部(18 時30 分~19 時30 分)


徳島市加茂道場少年部1.8.2021

 徳島市加茂道場一般部(19 時45 分~21 時)


徳島市加茂道場一般部1.8.2021

 1.9.2021 記


 追記 支部内連絡

 本日(1/9) の鴨島道場ですが、今年からの時間変更で以下の通り行う予定です。

 選手クラス1 部(15 時~16 時)

 少年部クラス(16 時15 分~17 時15 分)

 選手クラス2 部(17 時30 分~19 時)

 一般部クラス(19 時15 分~20 時30 分)

 予定ではありますが、現在、鴨島も薄っすら雪が積もっているとのことなので、これから雪が溶けることを見越しての予定としています。

 道場生のお住まい地域で雪の状況は違いますので、各自の判断で稽古参加をお願い致します。

 くれぐれも無理はしないようにお願い致します。

 ちなみに美馬はこんな感じです。

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 また、ついでの記載ですが、美馬道場に鴨島、時折徳島市から稽古参加される道場生がいますが、遠方より来てくれることは私的に非常に嬉しく指導にも熱が入るのですが、今回のような大雪、特に夜間は道路凍結でスタッドレスタイヤを履いていても危険です。

 鴨島あたりは大したことがなくても、穴吹あたりからこんな感じになり

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 西に行くほど、ひどくなります。

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 美馬以外の道場生で、今後、積雪時には美馬への稽古はお控えください。