前屈立ちの指導では、前足の膝を曲げ後ろ足の膝を伸ばす、前屈立ちの特徴である前足重心をしっかり構築するように指導しています。
前足重心の運動特性としては突きに体重が乗せやすいことがありますが、前足重心のちょっと変わった用法が下記の添付動画。
ワンツーを仕掛けるが相手はディフェンス、返しが来ることを予想して前足に掛かっている体重をさらに前方に押しやり、つんのめるようステップして相手の返しをかいくぐり被弾を回避。
空手の稽古体型である基本、移動、型を広義における形( かた) として、それぞれの形には運動特性があります。
個人的にいくら形のみが上手く出来てもその運動特性を組手・スパーリングで実践、応用しなければ体得したとは言えないと思います。
添付動画の動きは教わったものでなく、スパーリングで自然と出来た動きですが、手前味噌ながら前屈立ちによる前足重心を練り上げた結果、自然発生したように思います。
また個人的な見解ですが、空手の形の形骸化が進んでいると思いますが、形を形骸化させないためにはその運動特性を稽古で実践しなければならないと思います。
自身の形の運動特性を練り上げスパーリングで実践し、道場生に指導していきたいと思います。
昨日の徳島市加茂道場
少年部(18 時30 分~19 時30 分)
一般部( 選手稽古19 時45 分~21 時)
1.13.2021 記