最近の少年部クラスでのスパーリングで、ステップが上手く使えている子とそうでない子の明暗がよく目に止まるようになってきました。
スパーリングでステップを使うことは頻繁に指導するところであり、ステップはスパーリング・組手の最重要項目と個人的に位置付けています。
ステップを重視する理由は多々ありますが、その一つは重心コントロールによる動きが良くなるからです。
その好例が昨日のスパーリングで見れたこのシーン。
青帯の女の子は相手とステップで距離を取る展開の中で、走りながら打ってくる相手の追い突きをシフトウェイト( 重心移動) でサイドに躱し、返しの横蹴りを被弾させています。
横蹴りの前の牽制の突きがちょっと顔に流れ、競技的としては反則を取られかねませんが、この返しもステップを利したもので技の組み立てとしては良いものです。
シフトウェイトで技を躱す練習など指導したことはありませんが、ステップによって整った重心コントロールにより自然と使えたものと思います。
小学校低学年から彼女のような上手な体の使い方が出来ていると将来、成長とともに優れた身体感覚が身につくように思います。
子供たちに優れた身体感覚を養わせる要素の一つがステップにありますが、しっかりステップ指導していきたいと思います。
昨日の美馬道場
少年部クラス(19 時~20 時)
一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)
1.22.2021 記