空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

認知スキルと非認知スキル

 昨日の美馬道場少年部(19 時~20 時) 、移動稽古は受け技からの逆突き。


美馬道場少年部1.26.2021

 幼年、低学年の子達にはなかなか難しい動作ですが、難しいからといって妥協せず正確な動作を指導。  

 子供たちにとって難しい動作は、興味を覚え積極的に取り組む稽古ではないと思います。

 興味を覚え自ら積極的に取り組める物事は、子供たちの能力を高めるものであり、それは認知スキルの向上に分類されるものと思います。  

 積極性が持てることが認知スキルを高めるのに対し、積極性を持てないことが無意味であるかと言えば、私はそうではないと思っています。

 認知スキルに対し非認知スキルという言葉がありますが、非認知スキルは簡単に言えば〝我慢〟をすることから継続力やセルフコントロール 力を高める、その人の社会性に及ぶ能力です。

 昨日の移動稽古は、厳しい雰囲気を出して指導しました。

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 その雰囲気には子供たちの我慢も相まったと思いますが、最初出来なかった動作が出来るようになりました。

 空手の稽古は非認知スキルを高めるのに最適のように個人的に思いますが、少年部指導においては非認知スキルの向上を求めて行きたいと思 います。

 

 さて一般部(20 時15 分~21 時15 分) は、2 月28 日に行われる第16 回徳島錬成大会に出場する道場生が大半だったので選手稽古。


美馬道場一般部1.26.2021

 久しぶりの大会に出場する道場生には大いに頑張って欲しいと思いますが、第16 回徳島錬成大会は先週の土曜日に申込みを締め切りました。

 今大会は131 名の選手にエントリーしていただきましたが、当初の大会案内より変更を検討する点が出てきました。

 変更点の最たるものはワンマッチ、クラスの統廃合ですが、コロナ禍により試合の機会が激減した選手に少しでも試合を提供したい意図が変更にはあります。

 変更の検討は次の日曜日に行われる一回目の運営会議で決めたいと思いますが、変更された場合は所属長を通じて該当選手の皆さんに打診し ます。

 変更の良否は選手の皆さんに委ねたいと思いますが、打診があった選手の皆さんには忌憚のない応答をお願いしたいと思います。

 この時期に参加される選手にはより良い大会を提供したいと思いますが、もちろんコロナ対策を最重要点として運営を練って行きたいと思います。

1.26.2021記