通常稽古で毎回行う、受け返し棒を使った約束組手。
突き蹴りに見立てた棒を受けたり、躱したりするタイミングを指導するのに「相手との呼吸を合わせて」とよく指導します。
この〝呼吸を合わせる〟ということ、呼吸とは目に見えないものであり、タイミングを合わせる拠り所を呼吸に求めることは一見、理に合わないようにも思えます。
しかし呼吸は目に見えなくても感じることは出来るものであり、呼吸を感じることでその実在を認識することはできます。
〝呼吸を合わせる〟いわば感性を拠り所するものであり、ディフェンス以外の技にも必要なものです。
その技とはカウンター、武術的には〝先〟と呼ばれるものです。
動きの速い相手の技はなかなか目で追えないものですが、速い技にカウンターを合わせるには技を繰り出す相手の呼吸に合わせるしかありません。
呼吸で合わせることが出来れば、視力が悪くてもカウンターや先は可能です。
受け返しの稽古では、なかなか呼吸が合わない道場生がいますが、毎回の稽古で反復することで〝呼吸を合わせる〟ことを覚えて欲しいと思います。
繰り返しになりますが〝呼吸を合わせる〟とは感性を拠り所にするもの、感性が高まれば呼吸同様、目には見なくても確かに存在する人の心も感じることが出来るようになるかと。
さて明日は徳島北東あわじ支部さんとの合同稽古です。
場所、時間は以下のとおり
場所…鴨島東中学校武道場
小4 以下…10 時~11 時30 分
小5 以上…11 時45 分~13 時15 分
参加できる道場生は頑張りましょう!!
昨日の指導
やわらかカラテ(15 時30 分~16 時30 分)
徳島市加茂道場少年部(18 時30 分~19 時30 分)
徳島市加茂道場一般部(19 時45 分~21 時)
徳島市加茂道場居残り(21 時~21 時30 分)
2.12.2021 記