実戦を想定しているという空手の型ですが、「空手の型は動作を止めて区切るために実戦では使えない」といった投稿を最近、目にしました。
色んな意見を持つことは自由ですが、私は動作を止めるように区切るからこそ実戦を想定しているように思います。
著名な古流空手の師範の方が、「〝先〟がなければ空手の型は使えない」と、その著書で書かれていましたが、私も同感に思います。
〝先〟とは簡単に言えばボシングでいうカウンターのことで、カウンターよりもタイミングによって細分化( 先、後の先、先の先等) された技術です。
下記の添付動画は〝先の先〟という技術であり、相手が動こうとするよりも先に下突きを相手に合わせています。
先もカウンターも技を相手の動きに合わすことですが、技を合わせるには照準を定める必要があります。
照準は自らが動いていてはぶれて合わず、一瞬、それはコンマ何秒のタイミングで止まっているようには見えませんが、意識的に動きを止めて照準を合わせます。
この〝先〟のための照準合わせの呼吸が、型を動作を止めて区切る意味だと私は思います。
型は実戦の技を抽象化させることによって応用を広げていますが、個人的にスパーリングを重ねていくことでその抽象性に具体性を見つけることが出来ると思います。
個人的には型の具体性の発見が面白く、空手の楽しみの一つがあるように思います。
さて、お知らせです。
2/28(日)に鳴門市・大塚スポーツパーク武道館で行われる第16回徳島県空手道錬成大会のトーナメントを明日(2/21)の午前10時頃、新極真会徳島西南支部ホームページにアップします。
選手、保護者、関係者の皆様はご確認ください。
なお、今大会は無観客であり、感染防止のため最大限にコロナ対策を講じております。
トーメントには諸注意としてその旨を記載しておりますので、精読のほどよろしくお願い致します。
昨日の指導
やわらかカラテ(15 時30 分~16 時30 分)
徳島市加茂道場少年部(18 時30 分~19 時30 分)
徳島市加茂道場一般部(19 時45 分~21 時)
徳島市加茂道場居残り稽古(21 時~21 時30 分)
2.20.2021 記