最近の基本稽古では正拳中段突きの拳の位置を、しっかり自分のみぞおちの位置に定めること強調して指導しています。
みぞおちは自分の体の急所であり、体幹の表面上の二次元的な位置です。
体幹表面から拳を前方へと押し出す形となる突きをみぞおちの位置、正確にはみぞおちの延長上に置くことは二次元の位置を三次元の位置に広げる空間認識力となります。
突きをみぞおちに置くことの強調は、手のコントロールによって集中力を高める意味もありますが、空間認識能力を高める意味もあります。
人の運動は空間において行われるものですが、空間認識能力は運動能力を大きく作用するものと個人的に思います。
トレーニングには筋力を高めるフィジカルトレーニングと運動能力の高めることにフォーカスしたファンクショナルトレーニングという概念があります。
空手の基本稽古、移動稽古、型稽古は空間認識能力の向上等、ほかにも諸々の運動能力の高めるファンクショナルトレーニングに適したものと思います。
空間認識能力のように基本稽古、移動稽古、型稽古におけるファンクショナルトレーニング的意味合いを研究し、道場生に指導していきたいと思います。
昨日の鴨島道場
少年部1 部(17 時45 分~18 時45 分)
少年部2 部(19 時~20 時)
一般部(20 時15 分~21 時)
2.25.2021 記