空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

第16 回徳島県空手道錬成大会、開催に一番悩んだこと

 昨日は第16 回徳島県空手道錬成大会でした。

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 コロナ禍での大会、大会後の2 週間が一番気を揉む期間でもありますが、とりあず大会自体は大過なく終えることが出来ました。

 徳島錬成大会に参加していただいた選手、付添者の皆様、大会にご理解いただいた参加流派の師範、保護者の皆様、誠にありがとうございました。

 ほとんどの選手にとって1 年ぶりとなった試合、選手各人のメンタル・技術・体力、まさに心・技・体が浮き彫りとなる試合は、フルコンタクト空手を文化として昇華していくのに必要不可欠のものと昨日は改めて感じました。

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 フルコンタクト空手の文化としての昇華は、先のブログにも書いたように昨日の試合で得た経験を各選手が次に繋げていくことが一番大事です。

 まだまだコロナ収束の見通しが立たない現状、試合の機会もコロナ前のようには多くはありません。

 そのため今年は徳島錬成大会を9 月にも行う予定です。

 選手の皆さんにおいては、次を見据えて稽古を続けることがフルコンタクト空手の文化を享受するものであり、昨日、勝った人も負けた人も勝敗以上の大きな価値を得るものです。

 昨日、第16 回徳島錬成大会に出場した選手、また都合で出場出来なかった選手も次に向かって頑張っていただきたいと思います。

 

 さてコロナ禍の今大会、幸いにも開催日は感染が落ち着いてきた状況ではありましたが、選手募集の期間は感染が拡大しており色々と悩むこともありました。

 一番の悩んんだことは、審判、スタッフのお願いでしたが、裏方となる審判、スタッフにコロナのリスクを負わしてよいものかどうかは悩みました。

 審判、スタッフをお願いする皆さんに色々とご意見を聞き、肯定的にお応えくださるのに実施に踏み切りましたが、今大会にご協力いただいた審判、スタッフの皆さんには感謝の念が絶えません。

 また皆さん率先して動いていただき、大会進行は非常にスムーズでした。

 審判、スタッフの皆さん、誠にありがとうございました。

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 選手の皆さんには、裏方としての審判、スタッフの皆さんの存在を意識して欲しいと思いますが、裏方の存在に感謝することもフルコンタクト空手の文化の享受となるものです。