空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

空手界で時折耳にする、人間関係のこじれについて思うこと

 週末「空手の蹴りは相手を倒すためでなく、ポイントをとるための蹴り」とSNS で発信している、我々とはジャンルの違う日本代表の空手選手の投稿を見ました。

 自分達の空手の蹴りと表するならばまだしも、ただ空手と表することで空手全体のイメージに繋がるもののように感じ、空手の本質を違えるものとして正直強い違和感を感じました。

 同選手と同じジャンルのオリンピック代表の別選手は、以前SNS で「ミットを素手で打つと手が腫れるので打たない」と発信しており、個人的に今回と同様の違和感を感じましたが、空手界で時折耳にする人間関係のこじれは、空手としての本質を違える事で起きるように思います。

 本質を違えることが自己肥大となり、自己肥大によって実質を伴わい自分の勝手な価値に自身が踊らされ、人間関係を損なうように個人的に思います。

 人が何を発信しようとある程度は自由ですが、許容できないことは示すべきかと思います。

  無節操な許容は、本質を違える温床になるようにも思います。

 

 昨日の日曜日は、久しぶりに北東あわじ支部さんとの新極真・徳島合同稽古でした。

 小4 以下(10 時~11 時30 分)

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 小5 以上(12 時~13 時30 分)

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  月一回開催の合同稽古は、徳島での新型コロナ感染拡大により4 月、5 月は中止していましたが、久しぶりの合同稽古で幼年からシニアの各世代で時折、激しいスパーリングが見られました。

 我々の競技試合は相手を倒すことを至上しますが、試合を念頭においたスパーリングでは相手を効かす突き・蹴りが応酬され、幼年から中学生までの参加者の中には、泣きながら頑張っていた子たちもいました。

 小さい子たちが突き・蹴りを効かされ泣く姿は一見凄惨に見えるかも知れませんが、空手の突き・蹴りは泣くぐらい痛いことを実感している様に、私は空手の本質が存在するように思います。

 また泣いてしまった対戦相手を気遣う姿が幼年・低学年の子たちにも見られましたが、その人を思う気遣いが良好な人間関係を築くように思います。

 徳島の片田舎ではありますが、自分の思う本質に沿った空手を同じ新極真会の皆さんと稽古してきたいと思います。

 昨日の徳島合同稽古に参加された皆さん、お疲れ様でした。

 また付き添いの保護者の皆様も、ご苦労さまでした。

 

 土曜日の鴨島道場

 選手クラス1 部(15 時~16 時)

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 少年部クラス(16 時15 分~17 時15 分)

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 選手クラス2 部(17 時30 分~19 時)

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 一般部クラス(19 時15 分~20 時30 分)

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 居残り稽古(21 時~21 時30 分)

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  6.28.2021 記