空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

試合組手で必要な、自分からの仕掛けに長じるには

 昨日の徳島市加茂道場一般部の受け返し。


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 相手の下段回し蹴りをバックステップで躱し、追撃の上段回し蹴りをその場で受け、バックステップで出来た距離をステップインしてからのワンツースリー・下段回し蹴りの返し。

 ポイントは上段回し蹴りを受けてから、ステッブインしてコンビネーションを返すこと。

 受けてからのステップインはカウンターの一種、後の先のタイミングになります。


 添付動画は、上記の受け返しの応用。

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 前蹴りを捌いてから、相手の態勢が整わないうちにすぐさま追い突きを返しています。

 空手の思想や技術が集大成されているという型を見るに、空手の全ての型を網羅した訳ではありませんが、空手の組手はディフェンス( 防御) からオフェンス( 攻撃) の展開を主としているように個人的に思います。

 しかし競技組手となると時間内の勝負、また積極性が判定のポイントとなるために、自分から仕掛けるオフェンス主体の組手が求められ、空手本来の組手とは逆のことをしなければなりません。

 私も試合に出ている道場生には、稽古組手のスパーリングで自分から仕掛けることをよく促します。

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 試合で逆のことを求められる矛盾ですが、仕掛けも洗練されれば、空手本来の組手の思想に沿うものとなるように思います。

 空手本来の組手思想に関しては、また別のブログで書こうと思いますが、洗練された仕掛けは相手にディフェンスされずにオフェンスするもので、その洗練さはディフェンスに習熟することで身につくこともあります。

 ディフェンスは相手への反応ですが、反応に習熟すれば、相手に反応させない動き・オフェンスへの技術転化は可能と個人的に思います。

 道場生にはディフェンス技術に習熟し、それを転化させオフェンス技術にも長じて欲しいと思います。

 

 さてお知らせです。

 9/26 に予定していた徳島錬成大会は、会場がコロナワクチンの摂取会場となったため、10/24、大塚スポーツパーク・ソイジョイ武道館での開催に延期となりました。

 申込み案内は8 月上旬を予定しておりますが、関係者の皆さん、よろしくお願い致します。

 

 昨日の徳島市加茂道場

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)

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 一般部クラス(19 時45 分~21 時)

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  6.30.2021