空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

「スパーリングで試す」空手を稽古する上で最も大切なこと

 先日の稽古で一般部道場生の方から、膝蹴りについて稽古後に質問を受けました。

 思いつくままに膝蹴りについて応答させていただきましたが、膝蹴りは選手現役時代は得意で多用していましたが、引退後のスパーリングではほとんどを使わない技です。

 そこで自分の応答が的を得ていたかを検証するために、昨日のスパーリングでは膝蹴りを多用しました。 


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 結果、お伝えしたことは的を得ていましたが、自分の最も得意な2 パターンの膝蹴りをお伝えするのを忘れていました。

 その2 パターンは以下の通り。

 パターン1. 突きに合わせる。


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 突きの間合いと膝蹴りの間合いは似ているので、突きへの返し技として非常に効果的です。


 パターン2. 連打を出す。


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 組手では「二の手」が重要との格言がありますが、先日の応答の中でも少しお話しさせていただきましたが、連打はまさに「二の手」の重要に当てはまるもので、二打目の膝蹴りは一打目が躱されても良く決まります。

 先日の応答でも質問に対して満足して下さり「早くスパーリング試したいです」と仰っていただきましたが、不足があり申し訳なく思います。

 何気なく言われていた言葉ですが「スパーリングで試す」この気持ちは、個人的に空手を稽古する上で最も大切なことと思います。

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 道場生の方から一番大切なことが聞けて嬉しく思いますが、真摯な気持ちを持って空手に向き合う道場生に、いい加減な応答はしないように指導者として気持ちを引き締めたいと思います。


 昨日の美馬道場

 少年部クラス(19 時~20 時)

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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

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 7.2.2021 記