空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

数値に捉われない…

 ウェイトトレーニングで重い重量を扱える人、または100m 走などで速いタイムを出せる人など、優れた数値を持っている人は総じて空手でも強いものです。

 しかし空手において数値の上の人が、例えば競技試合で絶対的に勝利をおさめるかといえば、そうではありません。

 空手の試合では、ウェイトで扱う重量が軽い人、足が遅い人など数値が劣る人が勝つ場合が往々にしてあります。

 空手はフィジカル的な数値が、絶対の世界ではありません。

 上記のようなフィジカル的な数値は努力次第で、その優劣を逆転できるものですが、人には抗えない数値の劣化があります。

 それは加齢に伴う、身体的数値の劣化です。

 加齢=老いの全てを劣化と決めつけるのは妥当ではなく、精神的な分野では老いによって深まるものもあります。

 しかしフィジカル的な分野では老いによる劣化は、努力で一時的な逆行、遅らせることは出来ても劣化自体は防げるものでなく、それは長期的なフィジカルにまつわる数値が冷然と示してくれます。

 加齢は免れないフィジカル的数値の劣化をもたらすものであり、一時的な逆行、劣化の遅滞はあっても逃れられないものであり、寂しいものですが、加齢進行の中の一時的な逆行、劣化の遅滞が実は面白かったりします。

 私が今、スパーリングに取り組む理由は、その面白さに取り憑かれてのことです。


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 いつかはその面白さもついえると思いますが、どこまで面白さを追っていけるかは楽しみでもあります。

 組手の面白さの追求、それには数値に捉われないことが大切だと思います。

 来週で49歳、自分の身体感覚を深め、自分の身体と心で対話しながら面白さを追っていきたいと思います。

 

 さて、数値に捉われない…、と書いたものの、実は捉われている数値もあります。

 それは体重です。

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 今週も無事に一昨日2 ケタになりました。

 「どうにか2 ケタという数値をキープできないか…」と思いつつ、昨日も青柳さんでランチ。

 昨日は、湯引きハモとトンカツ定食( ごはん大盛り)

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 完食しました。

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 昨日の指導

 やわらかカラテ(15 時30 分~16 時30 分)

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 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)

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 一般部クラス(19 時45 分~21 時)

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 7.3.2021 記