空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

いじめ、空手の指導者として思うこと

 昨日、とあるボランティア相談員就任の依頼を受けました。

 受けるか、どうか、まだ結論は出していませんが、私が空手の指導者であることからの依頼でした。

 預かる相談内容にいじめがあるのに気持ちが動いていますが、いじめに関してはこれまで〝される側〟、また〝する側〟の相談を何度か受けたことがあります。

 いじめは色んなケースがあり、また深刻度も違い、容易に解決策を見出せるものではないデリケートな問題です。

 容易に安易な解決策が見出せないいじめですが、これまで関わってきた事例から鑑みるに、解決にあたり周囲のものはいじめの当事者間の心情をよく見極めることが大切なように思います。

 当事者間の心情は複雑で、その見極めは一つの観念では捉えられない難しいものですが、人の心情を理解する根底として、空手を指導していて見えるものがあります。

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  それは、人は誰しもが心の弱さを持っているということです。

 空手は組手において強さ、弱さが明確になるものです。

 組手の強さは、弱さは端的にはフィジカル的なものですが、それは稽古へのメンタル的な取り組みが反映されたものであり、長年空手を指導しているとフィジカル的な強さ、弱さの内面にはメンタル的な強さ、弱さが内在しているのが見えてきます。

 そして強さとは、自分の弱さを克服して生じるものと、まざまざと実感します。

 私自身、競技者として空手を取り組んでいた中で「今日は稽古したくない」、強い選手との対戦で「試合から逃げ出したい」などと、自分の心 の弱さに直面してきました。

 心の弱さに関しては実体験も踏まえてきましたが、心の弱さは否定されるべきものではありません。

 自分の心の弱さと向き合うことは、大いなる成長への可能性も秘めていると個人的に思います。

 誰もが心の弱さを持っており、周囲としてその弱さを理解し、受け止める空手的な人の接し方から、いじめに関してはばかりながら提言できることはあります。

 相談員の就任、考えたいと思います。

 

 さて話は変わりますが、

 入浴剤と

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 お酒をいただきました。

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 昨日、使わせていただき、飲ませていただき、心身ともに癒されました。

 週末は毎週ハードですが、癒された身体で乗り切ります。

 

  昨日の美馬道場

 少年部クラス(19 時~20 時)

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 一般部クラス(21 時15 分~21 時15 )

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 7.9.2021 記