空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

〝千日をもって初心とし、万日をもって極みとする〟、万日を経て思うこと

 先日のスパーリング、 


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 上段逆突きのモーションを読まれてサイドに回避されるところを、突きの軌道を修正して着弾。

 モーションを起こしてからの軌道修正ですが、コンマ以下の刹那の瞬間に、こういった反応が出来た自分に少しびっくりしました。

 そして49 歳でも、こういった反応が出来ることを嬉しく思いました。

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 驚きと嬉しさの後に、冷静にコンマ以下の軌道修正を検証するに、その背景には白帯時代に基本稽古で指導された、正拳中段突きを鳩尾に打つなどのことを忠実に守り、突き蹴りのコントロールの意識を練った自身の姿が浮かび上がります。

〝千日( 約3 年) をもって初心とし、万日( 約30 年) をもって極みとする〟という言葉があります。

 我々の空手の流派名である〝極真〟の語源といわれる言葉です。

 私は本格的に空手を始めて、今年で30 年になります。

 極みに立ったなどと思っていませんが、ただ万日を経て言えることがあります。

 それは〝千日の初心は、万日の技になる〟ということです。

 初心の忠実さは、素直さです。

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 30 年も空手を続ける道場生は、なかなかいないと思いますが、今、道場生の素直さを引き出すことが、30 年後の道場生の人生に良い影響を与えるものとして指導していきたいと思います。

 

 昨日の美馬道場

 少年部クラス(19 時~20 時)

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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

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 7.27.2021 記