私がブログでよく引用するトレーニングの概念に、ファンクショナルトレーニングというものがあります。
意味は大まかに〝運動機能を高めるトレーニング〟という意味ですが、かねがねブログで書いているように空手の稽古で行う基本、移動、型稽古は、ファンクショナルトレーニングであると私は思っています。
ファンクショナルトレーニングについて久しぶりに調べてみると、〝ファンクショナルトレーニングの5 大原則〟と題する興味深いネット記事に行き当たりました。
その5 大原則とは以下の通り。
1. 重力を利用する(Gravity)
2. 共同(Integrate)と分離(Dissociate)
3. キネティックチェーン(kinetic Chain)
4.3 面運動(3Dimension Movement Pattern)
5. 力の吸収(Loading)と力の発揮(Unloading)
原則の項目だけではピンと来ないと思いますが、記事に詳細が載ってあるので興味のある方は読んでいただきたいと思います。
この記事を読んでつくづく基本、移動、型稽古がファンクショナルトレーニングに適うように個人的に思います。
基本、移動稽古は型稽古からの抜粋ですが、型稽古は特に前述の5 大原則を全て網羅する、非常に優れたファンクショナルトレーニングと思います。
ファンクショナルトレーニングは競技のパフォマーンスを高めるだけでなく、日常動作の機能性も高めるものとされていますが、空手の型を稽古することは、快適に日常生活を送る健康寿命に大きく関与するものと思います。
ただし型は、各動作の〝形〟の正確性を踏襲しないと、ファンクショナルトレーニングとしての効果はありません。
〝形〟の正確性は、型の目的である組手での実用性から引き出せるものであり、新たな正確性の発見も組手から見出せるものです。
正確な型の〝形〟の考察に努め、道場生に伝えて行きたいと思います。
昨日の徳島市加茂道場
少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)
一般部クラス(19 時45 分~21 時)
7.28.2021 記