昨日の美馬道場少年部クラスの移動稽古。
上段逆突きから中段2 本の3 本突き。
私はこの移動稽古を重視しています。
この移動稽古は、上段逆突きを突いた後少し間を空け、その後中段突き2 本をそのまま続けざまに打ちます。
リズム的にトン、トントンといったリズムですが、このリズムは緩急として指導しています。
動きの緩急は、組手における駆け引きやタイミングをはかる呼吸となります。
初心者の組手はとかくバタバタとしたものですが、バタバタとする一因は動きに緩急がないためです。
緩急は呼吸であり、自身の内面的作用でもあります。
動きに緩急をつけることは、自分の内面をコントロールし、精神を落ち着かせる作用があるように個人的に思います。
なので、子ども達にとっては非常に良い稽古だと思います。
空手の基本、移動、型稽古はファンクショナルトレーニング( 身体の機能を高めるためのトレーニング) であると、私は常々主張しています。
身体をつかさどるのは、内面としての精神です。
単に身体、フィジカルのみを強くするだけでなく、その精神を高めるトレーニング要素を含む、空手の基本、移動、型稽古はファンクショナルトレーニングとして、ますますもって優秀であると個人的に思います。
空手の基本、移動、型稽古でのファンクショナルトレーニング要素を見出すには、指導者の基本、移動、型稽古への深い見識が必要かと思います。
その見識は、空手の本質的目的である組手での、自身の経験から見えてくるものと思います。
これまで自分が経た試合での組手経験、これからのスパーリングでの組手経験をもとに、空手の基本、移動、型稽古でのファンクショナルトレーニング要素を見出し、道場生に指導していきたいと思います。
<支部内連絡>
本日の徳島市加茂道場の稽古は、新型コロナでの徳島アラートの引き上げにより、稽古場所の加茂コミュニティーセンターが休館しているため休講です。
昨日の美馬道場
少年部クラス(19 時~20 時)
一般部クラス(20時15分〜21時15分)
9.3.2021記