空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

型稽古で高める、子ども達のフィジカル、メンタル両面の発達に関わる〝巧緻性〟

 昨日の少年部クラスの型稽古、太極3。


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 第1 挙動では、左側に後屈立ちの内受けを行います。 

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 この第1 挙動、詳しく説明すると、右足に体重を移動させながら、右手を牽制として伸ばし、牽制の右腕の脇から左手で内受けを行います。

 太極3 は初級者の型ですが、後屈立ちへの重心移動、牽制、牽制の脇から内受けと複数の動作を同時に瞬間に行わなければならず、正確に行うにはなかなか難しい挙動です。

 複数の動作を同時に瞬間に行うことは、運動スキルでいう〝巧緻性〟を高めるものです。

 運動スキルにおける〝巧緻性〟は単に言えば器用さですが、〝巧緻性〟そのものの意味は「環境に適応して動作を調整し、目的を達成する能力」とあり、メンタル的要素が伺えます。

〝巧緻性〟は子ども達のフィジカル、メンタル両面の発達に関わるキーワードです。

 型稽古で子ども達の〝巧緻性〟を高めて行きたいと思います。

 

 さて話は変わり、道場生の方から昔の私の動画を教えていただきました。

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 前の日に20 歳になったばかりの選手権大会デビュー戦の試合です。

 恐らく私の試合映像で一番古いものと思います。

 息子の現年齢と同じ自分の姿を見るのは感慨深いものですが、同じ年齢の私と息子を見比べて指導に反映させたいと思います。

 正木さん、教えてくださりありがとうございます。

 

 昨日の美馬道場

 少年部クラス(19 時~20 時)

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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

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 9.17.2021 記