空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

メンタルトレーニングとして、心映えが映える〝きびきび〟とした型

 我々の空手の型稽古は、全体の動作を 20~50 の号令で区切る方法と最初の「始め」の号令で全部の動作を行う方法があります。


www.youtube.com

 私は号令の方法を重視しますが、それは号令が動作を区切ることで、動作のコントロールを高めるからです。
 区切ることとは〝止める〟ことですが、動作のコントロールとは動作を止めることにあると私は思います。
 動作は連動によって動きのパフォーマンスとなりますが、動作の連動は動作の止めをスムーズに繋げていくことが、パフォーマンスの質になると思います。
 道場生の動作の止めを如何に高めるかについては、常に思案するところですが、道場生の型の見た目の印象を〝きびきび〟としたものにすることが動作の止めを高めることとしています。
 型は〝きびきび〟と、しっかり指導して行きたいと思います。

 とろこで〝きびきび〟の漢字が気になり調べて見ましたが、漢字表記は〝気味気味〟となるそうです。
 気味は気配や傾向、そして心持ちの意味ですが、〝きびきび〟には道場生の心持ち、心映えが映えるものです。

f:id:osakadojo:20211006094651j:plain

 昨日のブログにも書きましたが、フィジカルトレーニングはメンタルトレーニングにもなります。
 〝きびきび〟とした型で、道場生のメンタルも高めて行きたいと思います。

 昨日の徳島市加茂道場
 少年部クラス (18 時 30 分~19 時 30 分 )

f:id:osakadojo:20211006094726j:plain

 一般部クラス (19 時 45 分~21 時 )

f:id:osakadojo:20211006094812j:plain

 10.6.2021 記