空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

空手の型稽古 < 正しさが自分への疑心暗鬼を拭い、緊張を解く >

 緊張は人の動きを固くし、悪くさせがちです。
 空手では、緊張の中でいかに良く動くかが、技量の巧拙の分かれ目となります。
 先の日曜日の型の強化稽古で、道場生に型を〝見られる〟ことを意識するよう指導しました。
 〝見られる〟ことを意識することで、自らの緊張感を高め、緊張感の中で体のコントロールを向上させるのが稽古の目的でしたが、緊張感でかえって動きがキビキビとなり、良い動きを見せる道場生が多く見られました。

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 緊張はコントロール出来れれば集中力となり、その集中力が空手では動きの良さを引き出します。
 緊張から生じる集中力を道場生には身に付けて欲しいと思いますが、空手で緊張のコントロールを身につける方法としては、正しく動くことです。
 緊張は「間違えたら、どうしよう」といった、自分への疑心暗鬼から生じるものです。
 正しい事を身に付けれれば、自分への疑心暗鬼は拭えるものです。

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 空手の型は動作の順番から始まり、正しいことが規定されており、正しさの身につけ方の有効な手段になりえます。
 正しさが自分への疑心暗鬼を拭い、緊張を解く、空手に限らず全てのことに通じることだと思いますが、道場生には型を正しく身につけて欲しいと思います。

 昨日の美馬道場
 少年部クラス (19 時~20 時 )

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 一般部クラス (20 時 15 分~21 時 15 分 ) 

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 10.12.2021 記