空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

ナンセンスな妄想、力士のような大きな人間が取っ組みかかってきたら、どう戦うか ?

 ナンセンスなことかも知れませんが「力士のような自分より大きな人間が取っ組みかかってきたら、どう戦うか ?」なとど、時々考えたりします。
 一般的に非現実的な妄想でもあるかもしれませんが、空手を本格的に始めた頃から結構本気に考えていました。
 以来 30 年で到達した答えは、組まれる瞬間に相手を倒す、もしくは勢いを削る突きを打つしかないと。
 力士のような大男ではありませんが、妄想のシュミレーションは今スパーリングで出来ています。


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 突きを打ちながら組んでくる相手に、下がりながら突きを合わせる。
 突きがまだまだ甘く、下がりながらの間合い調整が不十分です。

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 組んでくる相手への、下がりながらの突きの精度を高めて行きたいと思いますが、その手段としては自分よりリーチの短い相手の突きを頭を降って躱し、その懐に入る感覚を高めることではないかと直感的に思います。


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 下がりながらの感覚を、前に出る懐に入る感覚で高める。
 矛盾しているようですが、相手との紙一重のような距離を取ることは共通しています。
 紙一重の距離に呼吸としてのタイミングが合えば間合いとなり、その間合いで放たれる突きは高い威力となるように思います。
 練習していきたいと思いますが、このような非現実的な妄想に基づく組手の攻防を多くの道場生は望んでいないと思います。
 その点は十分に考慮し、こういった練習は私個人にとどめ、もしくは一部の同調する道場生との共有にしています。
 しかし武道とは本来、非現実に起こり得ることに対する備えが、その精神に含まれています。
 競技のみの空手とならず、武道としての空手を提唱するには、こういったナンセンスな妄想に対し、効果的な練習が出来る指導者でありたいと思います。

 

 さて明日は、トヨタカローラ徳島本店さんのイベント、カローラまつりでの演武会 & 空手体験会です。

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 午前 11 時から約 1 時間行いますが、お祭りらしく楽しそうな、美味しそうなお店もたくさん出店いますので、こ都合の良い人はぜひ来てください。
 演武に出演する道場生の皆んなは頑張りましょう !!
 集合は午前 10 時で演武開始まで少しリハーサルを行います。

 

 昨日の美馬道場
 少年部クラス (19 時~20 時 )

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 10.15.2021 記