先週土曜日の少年部クラスのミット稽古。
奥足下段回し蹴り→前足上段回し蹴り→ワンツースリーパンチ。
先般のブログで書きましたが、下段回し蹴りから上段回し蹴りの繋ぎのポイントは頭をなるべく動かさないことですが、そのためには上段回し蹴りを蹴る際の足を入れ替える動作〝スイッチ〟がさらなるポイントとなります。
動画のようなミット稽古をする際はミットを打たない空蹴り、空突きでフォーム練習を行いますが、上記のスイッチ等のポイントはそこで指導しています。
動画一番手前の女の子は小学 1 年生ですが、スイッチを使い上手く下段回し蹴りから上段回し蹴りが繋げています。
指導された事を素直に聞いている証拠です。
私は少年部指導では、子ども達に何より〝素直さ〟を求めます。
それは子ども達を従順に仕立てるためでなく、子ども達の能力を高めるためです。
素直な子ども達の能力の高まりは顕著なものですが、それは直に子ども達と接する指導現場では肌で感じます。
色んな教育論を見受け、時折そういったものに目を通すことがありますが、正直、中には疑問に感じるものもあります。
奇を衒うことが人目を引く一つ手段ですが、先日詳細までは目を通しませんでしたが、子ども達の〝素直さは無用〟といった論を見かけました。
闇雲に子ども達に素直さを求め大人に従順にさせるよりも、子どもの意思を尊重するといった内容だと思いますが、その論も一理はあると思いますが、現場で子ども達に接する限り、私は子ども達には素直さを求めた方が良いと思います。
確かに素直さは一面従順さを強いるものですが、従順を強いる事が正しければ、子ども達を良い方向に導けるものと思います。
大切なのは、子ども達に素直さを求める大人が正しくあることです。
空手を通して子ども達に接する私としては、正しい空手を日々見失わないように精進したいと思います。
昨日の美馬道場
少年部クラス (19 時~20 時 )
一般部クラス (20 時 15 分~21 時 15 分 )
10.19.2021 記