徳島 空手 逢坂道場日記

徳島市 吉野川市 美馬市にある空手道場のブログです。 

型稽古で高める、子ども達のフィジカル、メンタル両面の発達に関わる〝巧緻性〟

 昨日の少年部クラスの型稽古、太極3。


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 第1 挙動では、左側に後屈立ちの内受けを行います。 

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 この第1 挙動、詳しく説明すると、右足に体重を移動させながら、右手を牽制として伸ばし、牽制の右腕の脇から左手で内受けを行います。

 太極3 は初級者の型ですが、後屈立ちへの重心移動、牽制、牽制の脇から内受けと複数の動作を同時に瞬間に行わなければならず、正確に行うにはなかなか難しい挙動です。

 複数の動作を同時に瞬間に行うことは、運動スキルでいう〝巧緻性〟を高めるものです。

 運動スキルにおける〝巧緻性〟は単に言えば器用さですが、〝巧緻性〟そのものの意味は「環境に適応して動作を調整し、目的を達成する能力」とあり、メンタル的要素が伺えます。

〝巧緻性〟は子ども達のフィジカル、メンタル両面の発達に関わるキーワードです。

 型稽古で子ども達の〝巧緻性〟を高めて行きたいと思います。

 

 さて話は変わり、道場生の方から昔の私の動画を教えていただきました。

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 前の日に20 歳になったばかりの選手権大会デビュー戦の試合です。

 恐らく私の試合映像で一番古いものと思います。

 息子の現年齢と同じ自分の姿を見るのは感慨深いものですが、同じ年齢の私と息子を見比べて指導に反映させたいと思います。

 正木さん、教えてくださりありがとうございます。

 

 昨日の美馬道場

 少年部クラス(19 時~20 時)

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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

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 9.17.2021 記

受け返しの稽古としての要点〝間合い〟、間合いにおける距離とタイミングの相互関係

 昨日の少年部クラスの受け返し。


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 ワンツーを仕掛け、相手の右、左の前足への下段回し蹴りの返しをステップで躱してからの上段回し蹴りの返し。

 よく書くことですが、約束組手・受け返しは仕掛ける側も注意深く行わなければなりません。

 添付動画の場合、受け返し棒を持つ仕掛け手は、下段回し蹴りに見立てて相手の足を打つ受け返し棒を、相手の足に届くように打たなければなりません。

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 受け返しは、間合い( 距離とタイミング) を身につける稽古です。

 受け返し棒が足に届くという距離が設定できなければ、その距離から生じるタイミングも、実際の組手での下段回し蹴りを躱すタイミングとしては不十分になります。

 こういった稽古において、相手の身体に届かない距離で受け返し棒を振る道場生が散見されます。

 要点として相手の身体に届かせることは事前に説明していますが、注意深く行って欲しいと思います。

 受け返しの稽古としての要点、間合いは、距離からタイミングが生じ、タイミングから距離が生じるものです。

 間合いは距離とタイミングの相互関係から成り立っています。

 間合いは組手の巧拙の最大の要素です。

 道場生には、間合いの習熟に努めて欲しいと思います。


 さて、10/24 ㈰の徳島錬成大会の支部内締め切りは、今週の土曜9/18 です。

 参加予定で提出がまだの道場生は、お忘れなきようにお願い致します。

 また、諸事情で提出が締め切りより遅れる道場生は、ご連絡ください。

 徳島錬成大会には、締め切りが迫って試合への初挑戦を決断する道場生が複数見られます。

 また徳島錬成大会以降の県外への大会も、検討する道場生も複数出てきました。

 東京を中心とした新型コロナ感染者の減少傾向が、道場内の動きにも少しずつ良い影響をもたらしています。

 まだまだコロナには警戒が必要であり、その警戒度合いは各個人によって違うと思います。

 少しずつ動けるところ、動ける方から動いていけば良いと思いますが、空手の試合はやはり良いものです。

 道場の雰囲気としての試合への再起動の機運を、少しずつ高めて行きたいと思います。


 昨日の鴨島道場 

 少年部クラス1 部(17 時45 分~18 時45 分)

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 少年部クラス2 部(19 時~20 時)

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 一般部クラス(20 時15 分~21 時30 分)

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 9.16.2021 記

平安2の応用のボディ打ち、49歳で感じる型のありがたさ

 最近の居残りスパーリングで個人的に練習しているボディ打ち。


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 カウンター、返しで練り上げています。

 自分動きをチェックするため後で動画を見てみると、カウンター、返しのボディ打ちでのスタンス( 立ち方) は騎馬立ちであり

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 全体の形としては平安2 の第2、第4 挙動の応用であるかと。

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 普段のフルコンスタイルのスパーリングで、前足に体重を乗せる前屈立ち、後ろ足に体重を載せる後屈立ちの用法は理解できていましたが、正直、両足に体重を乗せ腰を落とす騎馬立ちの用法はピンと来ていませんでした。

 思わぬところでの騎馬立ちの用法の発見に、やはり組手の幅を広げるための居残りスパーリングの有効性を改めて感じ、こういった発見をとても面白く感じます。


 格闘技の技は〝形〟として現れます。

 空手の型( 稽古に基本、移動、型を含む) は、格闘技としての形を頭でなく、体で覚えるために体系化されたものと思います。

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 体で覚えるためには、正確な型を変えずに素直に何度も反復することが大切です。

 私は若い頃から型の反復に疑問や、退屈を感じながらも、稽古のその場では素直に行っていました。

 添付動画のカウンターや返しのボディ打ちは「やってみよう」と思ってすぐに出来たものですが、一般的に筋肉や関節が固くなる49 歳という年齢でこういった動きが出来るのは、疑問、退屈を感じながら素直に稽古してきた型のお陰かと思います。

 また技は型だけで自由攻防の組手で使えるものでなく、自由攻防での間合い( 距離とタイミング) を体得せねばなりません。

 間合いに関しては、スパーリングを続け、組手の幅を広げるスパーリングに視野を広げてきたことが活きているように思います。

 技の面白さは自由攻防の中で使えてこそ、その醍醐味があると個人的に思います。

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 技の探究につとめ、それを道場生伝えて行きたいと思います。

 

 昨日の徳島市加茂道場

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)

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 一般部クラス(19 時45 分~21 時)

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 9.15.2021 記

個人の違いが認められる社会の担い手に、子ども達の型稽古での〝自分の間違い探し〟

 型稽古では、見本となる道場生の動きを追って稽古をします。

 型の順番のあやふやな子が、見本が負うことで大切になってくるのが〝自分の間違い探し〟です。 


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 見本となる子と自分の動きの違いを認識し、それを間違いとして是正することは、単に型の順番を覚えるためだけのものでなく、子ども達に情操的感性を高める作用があると私は思います。

 

 個性が尊ばれ、個人の違いを社会が理解しようとする動きが高まっています。

 最近、新聞やニュースで特にこの高まりを感じますが、とても良いことだと思います。

 しかし報道される内容には、個人的に疑問に感じることもあります。

 〝違い〟を優先するあまり、本来のその違いが発生した理由が見失われているように感じることもあります。

 違いは相違であり、間違いは誤りです。

 間違いが違いと認められ、違いが間違いであることの是正を求める人たちの声が認められなかった例は、先のオリンピックでもありました。

 

 個人の違いが認められる社会には、違いと間違いを明確に区別することが大切だと思います。

 空手の型は規定されたものであり、間違いがはっきりと分かるものです。

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 道場生には間違いをしっかり区別する感覚を身に付け、個人の違いが認められる社会の担い手になって欲しいと思います。

 

 昨日の美馬道場

 少年部クラス(19 時~20 時)

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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

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 9.14.2021 記

試合での涙を稽古の汗へ、そして次の試合の笑顔を目指して

 昨日の日曜日(9/12) は小松島市で神武會舘さん主催のリアルチャンピオンシップ四国予選大会でした。

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 まずは大会を開催された西山館長、神武會舘スタッフの皆様、コロナ禍の中の大会開催は大変だったと思いますが、感染対策の行き届いた大会をありがとうございました。


 さて西南支部からは、感染対策のため1 部・2 部に分かれた各グループに合計15 名が参加。

 結果はタイシン君が優勝、

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ハナちゃん、ミツキ君が準優勝でした。

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 参加した全員が皆んなよく頑張りましたが、敗退した多くの道場生の目には涙が見えました。

 子ども達の涙はそれがどんな理由のものであれ、生の感情からのものであり、性質としては純粋なものです。

 負けて泣く道場生を見るたびに私も「勝たせてあげたい」と思いますが、勝利を目指すのならば結局その手段は今後の稽古に帰結します。

 負けて泣くことは悪いことではありませんが、試合における本来の目的ではありません。

 試合を終えて笑顔でいられるように、道場生の皆んなには今週の稽古から頑張って欲しいと思います。

 試合での涙を稽古の汗へ、そして次の試合の笑顔を目指して。

 昨日参加の道場生の皆んな、お疲れさまでした。

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 また保護者の皆様も、アップにご協力いただきありがとうごさいました。

 お疲れ様でした。

 

 < 支部内連絡>

 各種大会の支部内締め切り、徳島錬成大会…9/18 ㈯、源平カラテレボリューションカップ…9/25㈯<申込期限が延長となりました>、和歌山県大会…10/9 ㈯

 徳島合同稽古…9/19 ㈰、鴨島東中学、小4 以下…9 時~10 時30 分、小5 以上…11 時~12 時30 分

 四国合同稽古…11/21 ㈰、愛媛県西条市総合体育館、11 時~13 時30 分

 また12/11 ㈯に行われるカラテドリームフェスティバル2021 全国大会の申込が、本日よりオンラインでの個人申し込みが開始されます。

 参加希望の道場生は案内がありますので、逢坂までご連絡ください。

 

 土曜日の鴨島道場

 選手クラス1 部(15 時~16 時)

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 少年部クラス(16 時15 分~17 時15 分)

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 選手クラス2 部(17 時30 分~19 時)

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 一般部クラス(19 時15 分~20 時30 分)

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 居残り稽古(21 時~21 時30 分)

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 9.13.2021 記

〝名前を知られる〟真っ当な自己顕示欲や承認要求

 先日、面識のない方より声を掛けられました。

 空手で私のことを知っているとのことで、しばし、選手現役当時のことなどでお話しました。

 面識のない方に、名前を知っていただけていると嬉しく思うものです。

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 現役当時も時折こういったことがありましたが、その都度嬉しく思い、その嬉しさが空手へのモチベーションになったものです。

 私は強くなるために空手を始めましたが、名前を知っていただけることがモチベーションになったことを思えば、強くなることの実感の一つに名前を知られることを感じ、その喜びは今思えば自己顕示欲や承認要求であったように思います。

 

 自己顕示欲や承認要求は、あまり良い響きのある言葉ではありません。

 特に承認要求は「今の若者は承認要求が強すぎる」と、否定的に言われることがあります。

 

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 しかし自分自身の若かった現役当時を振り返るに、自分の自己顕示欲や承認要求を恥じる気持ちはありません。

 それは自己顕示欲や承認要求を満たす〝名前を知られる〟という行為を私は、分不相応な大口を叩いたり、他人をこき下ろして注目を集めたりする行為で行っていないからです。

 私は自分の試合の結果を自然に知られることで、自己顕示欲や承認要求を満たしてきました。

 自己顕示欲や承認要求が一般的に悪いイメージをもたれるのは、その手段を大言壮語や他者の誹謗中傷で行う輩が多いためだと思います。

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 真っ当な方法で名前を知られると、私のように知られれることが多少な場合でも「自分の名前を汚さないように」と思うものです。

 時折、有名人が自分の名前を汚すようなことをしますが、それは名前が知られる手段が真っ当でなかったからではないかと個人的に思います。

 

 自分の名前に誇りを持つために、私は若い人は自分の自己顕示欲や承認要求を真っ当な方法で高めて欲しいと思います。

 思春期はアイデンティティー( 自分が自分であること、さらにはそうした自分が、他者や社会から認められているという感覚) が芽生えるものです。

 思春期以降の道場生には空手で、真っ当に、自分の名前を知ってもらえるように試合に挑戦して欲しいと思います。

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 さて明日(9/12) は、小松島市で神武會舘さんが主催するリアルチャンピオンシップです。

 出場する道場生の皆さんは頑張りましょう!!

 また道場生、付き添いの保護者様には、新型コロナ関連での大会要項には、精読の上、順守をお願い致します。

  9.11.2021 記

暴力的指導と緊張感を与える指導の違い

 最近、スポーツ界では、子ども達への暴力的な指導を見直す動きが出てきています。

 武道界でも、その動きは起こっていますが、私はとても良いことだと思います。

 暴力的な指導を廃絶しようとする声は色んな方が上げられていますが、その声に耳を傾けると一つ一つが道理であり、暴力的指導が筋の通らないものであることがよく分かります。

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 子ども達に空手を指導する身として、私も暴力的指導は絶対にしないことを誓っています。

 しかし、私は暴力的指導は行いませんが、子ども達に緊張感を与える指導は行います。


 緊張感を与える時は道場生に気の緩みが見られる時ですが、指導中、緊張感を与えるため厳しい口調で叱咤します。

 緊張感をもって稽古にのぞんでいる道場生には、無論、緊張感など与えません。

 私が指導している空手は、武道であることを任じています。

 武道としての空手には緊張感が不可欠であり、空手の大きな主題の一つは緊張感のコントロールにあると個人的には思っています。

 私は暴力と緊張感の違いは、その行為での道理の有無、筋が通るか、通らないかだと思っています。

 私が道場生に緊張感を与える時は、気の緩みを指摘してから厳しい口調を用います。

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 子ども達は緊張感を与えると、それまで出来なかったことが出来るようになりますが、緊張感が子ども達の能力を高める要素であることは、これまでの指導経験から断言できることです。

 本来、空手の稽古での緊張感は自分で作り出すことで、緊張感のコントロールが身につきます。

 それが出来る子ども達もいますが、稽古する全員が出来るようになることが、子ども達が空手を学ぶ一つの意義だと私は思います。

 稽古に空手の稽古をしに来ている以上、空手として意義のある稽古を指導していきたいと思います。

 

 昨日の美馬道場

 少年部クラス(19 時~20 時)

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 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

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 9.10.2021 記