空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

肌身を通して実感。


 昨日(9/9) の美馬道場、


 合同クラス、

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 居残りクラス。

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 月曜・美馬道場の居残りクラスは顔面への突き・簡単な組技有りでのスパーリングをしています。

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 個人的な見解ですが、顔を叩かないフルコンスタイルだけでスパーをしていると顔面有りでスパーをした時、顔を叩かれることに過剰に警戒し、顔面に突きで攻め込まれると固まってしまい、簡単に相手の組技の餌食になるように思います。

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 攻め込まれ固まってしまうことを〝居着き〟といいますが、居着かない動きを身につけることが、色んなスタイルの組手に適応する絶対条件のように思います。


 無論、顔叩かないフルコンスタイルでも。


 フルコンスタイルでは打たれ強さが不可欠ですが、打たれ強さは反面居着きでもあり、相手の攻撃に対し打たれ強さだけで対応していると居着きの身体になってしまうように個人的に思います。


 理想は打たれ強い身体でありながら、居着かない身体。

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 特に若い強い人とスパーをすると肌身を通して実感します。

真似をすること。


 土曜日(9/7) の鴨島道場、


 選手クラス1 部、

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 少年部クラス、

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 選手クラス2 部、

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 一般部クラス。

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 稽古では〝真似をする〟ことをよく指導します。


 真似は一般的に手本に従属するような意味合いですが、手本を手本として受け入れる姿勢は上達を志す主体性であり、学びに対する真摯な心の表れです。


 少年部道場生においては、特に真似をすることを指導していきたいと思いますが、保護者の皆様にも空手に対するご家庭のアドバイスは真似を第一にお願いしたいところです。


 それは真似が具体的に効果的であるとともに、真似は手本を受け入れる真摯な心を育むからでもあります。

モーリシャスで思ったこと。


 昨日(9/5) の美馬道場、


 合同クラス、

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 居残りクラス。

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 先々週、先週とモーリシャス出張でしたが、外国の人達を見ていると、日本人の特質みたいなものを考えたりします。


 モーリシャスで思ったことは、日本人は〝我慢強い〟〝自分で追い込むことが出来る〟といったことでした。


 しかし日本に帰ってきて思うことは、全ての日本人が上記の特質を持ち合わせている訳でなく、むしろ持ち合わせている人は少なくなってきているように思います。


 空手、特にフルコンタクト空手は我慢強さ、自分への追い込みを練り上げる最適な媒体です。


 どうやって道場生のメンタルを高めていくか?


 色々と試行錯誤を繰り返していきたいと思います。

トーナメント表に伸びたマーカー。

 

 昨日(9/4) の鴨島道場、

 

 少年部クラス、

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 一般部クラス、

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 居残りクラス。

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 昨日の昼間は徳島錬成大会の結果集計作業を行いました。

 スタッフの方々に提出していただいた各コートの結果には、トーナメントの勝ち上がりが記されています。

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 この勝ち上がりを見ると道場生の戦いぶりが分かるのですが…、

 いつもスパーリングで泣いている子が3 回戦まで進み、あと1 勝すれば入賞だったり…、

 以前は稽古での集中力がなく、よく叱っていたものの、最近は稽古への集中力の高まりを感じる子が3 回戦を突破し入賞していたりと…。

 トーナメントに伸びたマーカーは、道場生の頑張りの印であり、強くなった証拠です。

 伸びたマーカーに指導者としての喜びを感じつつ、マーカーの印をさらに伸ばしてあげたいかと。

 

 集計した第15回徳島錬成大会の結果は本日(9/5)午後より、徳島西南支部ホームページにアップします。

 関係各位の皆様はご確認をお願い致します。

 

答えを探し続けて。

 

 昨日(9/3) の徳島市加茂道場、

 少年部クラス、

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 一般部クラス。

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 帰宅後は大会後恒例の映像研究。

 日曜日(9/1) に行われた徳島錬成大会の映像を早々にいただきました。

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 映像の道場生の動きから感じることは多く、その感じたことは指導内容に反映されていきますが、こういった映像提供は稽古の質を高めるのにありがたいものです。

 今回も映像から道場生に必要なことを抽出し、それを稽古に落とし込む作業を鋭意を持って行わねばと…。

 この作業は道場生にとってベストな稽古を模索する作業ですが、もう長年続けていますが、その答えは今だに出ません。

 答えを探し続けけることは、私にとって時には深く思い悩むことであったりします。

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 今大会も勝った子、負けた子と道場生の明暗は分かれましたが、皆んなが頑張ったことには変わりはありません。

 その頑張りに報いるため、そして今大会の頑張りを次の頑張りへと繋げるため、答えを探し続けて行きたいと思います。

 時には思い悩むことではありますが、改めて思うに、答えを探し続けることが出来るのは、頑張る道場生が常にいるからです。

 その幸運に感謝し、気持ちを引き締めて答えを。

第15 回徳島県空手道錬成大会

 この度ブログ移転しました。

 よろしくお願い致します。

 

 一昨日は、第15 回徳島県空手道錬成大会でした。

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 選手をはじめとする参加・協力していただいた関係各位の皆様、誠にありがとうございました。

 今後も大会のコンセプトである〝大きな舞台で活躍する選手の輩出〟を目指し、地道に同大会を開催していきたいと思います。

 皆様、よろしくお願い致します。

 

 例年、この徳島錬成大会の度に道場生の意識が変わっていますが、昨日の稽古でもそれが感じられました。

 意識を変えることが、事を成す、何事においても一番大切なことだと思います。

 道場生の皆んなには空手を通じ自分の意識を持ち、それを鍛える習慣を持って欲しいと思います。

 意識も鍛えなければ強くならないと思います。

 

 出場した道場生の皆んな、お疲れさまでした。 

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そして入賞した皆んな、おめでとう!!

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 さて大会は、ご協力いただく皆さん無しには、成り立ちません。

 今回も設営・後片付けともたくさんの保護者様にご協力いただきましたが、設営が実質2 時間半、後片付けが実質1 時間半と例年このくらいの所用時間ですが、スムーズさにはかけては過去最高だったと思います。

 偏に空手への保護者の皆様の深いご理解の賜物ですが、設営・後片付けにご協力いただいた徳島北東あわじ支部・西南支部の保護者の皆様、誠にありがとうございました。