空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

結果の先の広がり。9.8.2020徳島市加茂道場

 昨日(9/8) の徳島市加茂道場。

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)


9.8.2020徳島市加茂道場 少年部クラス

 一般部クラス(19 時45 分~20 時45 分)


9.8.2020徳島市加茂道場 一般部クラス


 一般部クラス、小学生高学年、中高生のスパーリング。


9.8.2020徳島市加茂道場 一般部クラス2

 皆んな、小気味よく動けていて良い感じです。

 私的に4 人ともしっかりとした技術を持ち合わせており、強豪選手と対戦しても技術的には十分渡り合えると思います。

 その可能性を活かし、選手としての結果を残して欲しいところですが、ただ我々の競技では技術だけでは競り合えません。

 競り合いで勝利するには、強いフィジカルが必要です。

f:id:osakadojo:20200909094850j:plain

 フィジカル強化は人に促されるよりも、個人の自覚で取り組む事が選手としての結果に繋がります。

 選手としての結果の先には、空手の面白みの一旦が広がっています。

 その面白みは、自分を成り立たせる核になり得るものと、空手の先生として言えることがあります。

特殊な習い事 9.7.2020美馬道場

 昨日(9/7) の美馬道場。

 1 部クラス(19 時~20 時)

f:id:osakadojo:20200908091933j:plain

 2 部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

f:id:osakadojo:20200908091959j:plain


 空手は運動系の習い事でも、特殊な部類に位置するものだと個人的に思います。

 それは痛みや恐怖を伴う組手、スパーリングがあるからです。

f:id:osakadojo:20200908092026j:plain

 痛みや恐怖は非日常的なものとして誰もが敬遠するものですが、それは人の性( さが) として当然のことです。

 しかし痛みや恐怖にとどまらず総じて非日常は、日常の裏返しとして必ず存在するものです。

 必ず存在する非日常を意識し日常をいかに過ごすかが、自分自身を守る、いわゆる護身だと思います。

 昨今のコロナ禍に象徴されるように、非日常は人間性が浮き彫りとなります。

 日常的に護身が優れている人は、人間性が優れていると思います。

 護身としての意識が高まる、特殊な習い事としての空手でなければと思います。

タイムトラベル 9.5.2020鴨島道場

 土曜日(9/5) の鴨島道場。

 選手クラス1 部(15 時45 分~16 時45 分)


9.5.2020選手クラス1部

 少年部クラス(17 時~18 時)


9.5.2020鴨島道場 少年部クラス

 選手クラス2 部(18 時15 分~19 時15 分)


9.5.2020選手クラス2部

 一般部クラス(19 時30 分~20 時30 分)


9.5.2020鴨島道場 一般部クラス

 居残り稽古(21 時~21 時30 分)


9.5.2020鴨島道場 居残り稽古

 

 今、読んでいる本の一文に「筋肉はタイムマシン」という記述があります。

 加齢による老化ともに、だんだんと若い頃のような動きができなくなるのが常ですが、筋トレで鍛えた筋肉は加齢によっても若い頃の動きを維持でき、老化の流れをコントロールできるといった意味です。

 筋肉がタイムマシンならば、私にとってスパーリングは、筋肉というタイムマシンを使ったタイムトラベルです。

f:id:osakadojo:20200907090629j:plain

 試行錯誤によってこまめに鍛えたフィジカルは若い頃と変わらない感覚の動きをもたらし、また時間軸は自身の感覚にとどまらず、スパーリングで型の動きができた時は型を創始し、受け継いできた先人とのリンクを感じ、今までにない動きができた時は、自身の進化による未来を感じます。

 今後もフィジカル強化に勤しみ、ちょっと大げさな表現ですが、タイムトラベルを楽しみたいと思います。

発信と受信 9.4.2020徳島市加茂道場

 昨日(9/4) の徳島市加茂道場。

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)

f:id:osakadojo:20200905102425j:plain

 一般部クラス(19 時45 分~20 時45 分)

f:id:osakadojo:20200905102451j:plain

 居残り稽古(21 時~21 時30 分)


9.4.2020徳島市加茂道場


 私は少年部クラスでの型稽古では、型の順番をほとんど説明しません。

 順番はできる人を、見て覚えるように指導しています。

f:id:osakadojo:20200905102615j:plain

 自分で覚えることを促す方が道場生の覚えは良いですが、昨日の少年部クラスでは自分で覚えることプラス、できる人の中で誰が上手いかを見て、上手い人の真似をするように指導。

 そう指導すると順番があやふやな子はできる人の見極めに目が動き、できる子は見られる事を意識し、いつもより丁寧に型を行っていました。

 昨日のブログで書いた正しい情報の発信と受信、空手の稽古からその意識を養っていけるかと。

情報の正誤の見極め 9.3.2020美馬道場

 昨日(9/3) の美馬道場。

 1 部クラス(19 時~20 時)

f:id:osakadojo:20200904093242j:plain

 2 部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

f:id:osakadojo:20200904093312j:plain

 

 ジャンルを問わず格闘技選手が技術解説をしているyoutube は相変わらずよく見てますが、最近、非常に勉強になったのボクシングの内山高志選手がタレントの武井壮さんに指導している動画です。


【内山高志×武井壮】衝撃!脅威!百獣の王の身体能力にKOダイナマイト・内山も驚愕!クマ殺しパンチ習得👊年末メイウェザー戦⁉

 特に5:20 頃から始まる内容は、興味深いものです。

 パンチの威力となる推進力を体のひねりで起こし、ひねりによる推進力が相手に向かって逸れないように前足で力の流れを定める、と私は解釈させていただきましたが、前足の使い方、特に前足を内側に向け力の流れを強固に定める点は感嘆しました。

 私が実践、指導している突きの理論とは正反対ですが、一般的に体の捻りを力の源とする人は多く、一般的に受け入れやすい方法として大いに参考にさせていただきたいと思います。

 また7:50 頃に話してるパンチを打つ距離について相手に近づいて打つことを戒めていますが、私も指導でよく口にすることです。

 フルコン空手の選手は競技の特性上、特に相手に近づいて突きを打つ傾向がありますが、離れた距離で突きを打つ選手が増えればフルコン空手の競技レベルはもっと高まるように個人的に思います。

 最近は情報が氾濫し、受信者の正しい情報の選択が求められていますが、どのようなジャンルでも発信者の実績が情報の正誤の見極めの大きなポイントになると思います。

f:id:osakadojo:20200904093825j:plain

 実績のある選手の情報を鋭意収集し、指導の幅を広げていきたいと思います。

機能美。9.2.2020鴨島道場

 昨日(9/2) の鴨島道場。

 少年部クラス1 部(17 時45 分~18 時45 分)

f:id:osakadojo:20200903092106j:plain

 少年部クラス2 部(19 時~20 時)

f:id:osakadojo:20200903092135j:plain

 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)

f:id:osakadojo:20200903092207j:plain

 

 昨日の昼間は、パーソナル格闘技エクササイズ・ストライクフィットネスin 鴨島

 受講者お二方のスパーリング中の後ろ姿。

f:id:osakadojo:20200903092242j:plain

f:id:osakadojo:20200903092324j:plain

 体幹が上手く使えていてカッコイイです。

 体幹が上手く使えているポイントの一つは、パンチを打っても体幹が崩れていない点ですが、こういったパンチは体幹の力が拳の伝わり威力を伴い、また体幹によるパンチのコントロールが効いています。

 動作のカッコよさは体が機能的に使えているからですが、運動は動作にカッコよさが伴わければ体は機能的に働きません。

 いわば機能美ですが、ストライクフィットネスでは機能美から健康な体づくりを目指しています。

ミット稽古、接近戦での上段。9.1.2020徳島市加茂道場

 昨日(9/1) の徳島市加茂道場。

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)

f:id:osakadojo:20200902093234j:plain

 一般部クラス(19 時45 分~20 時45 分)

f:id:osakadojo:20200902093259j:plain


 一般部クラスでのミット稽古では、接近戦からの上段回し蹴りを。


9.1.2020徳島市加茂道場 一般部クラス1


9.1.2020徳島市加茂道場 一般部クラス2

 フルコンルールの接近戦では、上段への警戒が緩みがちですが、その意表をつくコンビネーション。

 腹への下突き、直突きで相手の意識を逸らし、さらに上段への警戒を緩めて上段に繋げるのがポイントです。

 こういった技は自身がスパーリングで使う技、研究した有名選手の技を抽出して指導していますが、指導すると実際にスパーリングで使う道場生がいるので指導の甲斐があります。

f:id:osakadojo:20200902093330j:plain

 スパーリングを続けていると技は試合を引退してからの方がバリエーションが増えますが、色んな技を研究して道場生に指導していきたいと思います。