一昨日(9/19 ㈰) は、北東あわじ支部さんとの新極真徳島合同稽古でした。
小4 以下(9 時~10 時30 分)
幼年グループ、スパーリング
小1 グループ・小2 グループ、スパーリング
小3 グループ・小4 グループ、スパーリング
小5 以下(11 時~12 時30 分)
小5・6 グループ、中学生・女子グループ、スパーリング
高校生以上男子グループ、スパーリング
恒例どおり時間内をスパーリングのみ行う、ハードな稽古会でした。
先日、ある銀行の同年代の支店長さんとの雑談で、最近の若い人について話す機会でありました。
支店長さんが仕事を通して感じる最近の若者は、〝空虚な自信に満ちている〟とのことでした。
私たちの年代も若い頃は上の世代の方々に、「最近の若者は…」といたらぬ点を言われたものです。
しかし、自分たちのことを棚に置くようですが、最近の若者に関する〝空虚な自信〟との指摘は私も同感に思います。
それは、ただ最近の若者を否定するのでなく、競争を否定することで向上心も停滞させた〝ゆとり教育〟、誰でも何でも無責任に発信できる〝SNS の普及〟等の時代背景が色濃く反映していると理解します。
また、今の時代の骨格を作ったのは、今の若者よりも上の世代ですが、我々世代の大人は今の若者に否定的なことを感じるならば、自己を反省しなければならないと個人的に思います。
〝空虚な自信〟とは、中身の無いこと、しかし今の全ての若者に中身が無いのではありません。
一昨日の合同稽古後に、前川師範と北東あわじ支部の期待の若手、板東君の会話をかたわらで聞いていましたが、最近、板東君は地元の大きな会社に就職が決まったとのこと。
就職戦線の皮切り早々に、内定が決まるのは余程見込まれたものと思います。
その日の合同稽古で板東君は、スパーリングのラストセット前に痛めていた足をさらに悪化させリタイヤしました。
ラストセットはしないように前川師範から指示が出ていましたが、ラストセットに板東君は出てきました。
その根性に私も感嘆しましたが、板東君が就職で見込まれたのはこういった点にあると思います。
私たちの空手はハードですが、子ども達の中身を作る機会を与え、人格を見込まれる若者への成長をサポートします。
子ども達の中身を作るのには、空手としての本質を変えない稽古が必要ですが、その本質は合同稽古で見られるハードさに一端があります。
板東君の今後の活躍を楽しみに思いながら、本質を見失なわない稽古を指導していきたいと思います。
合同稽古に参加の皆さん、お疲れ様でした。
また付き添いの保護者の皆様も、お疲れ様でした。
9.21.2021 記