空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

停滞に流されない進捗 6.30.2020美馬道場

 昨日(6/29)の美馬道場。

 1部クラス(19時~20時)

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 2部クラス(20時15分~21時15分)

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 日曜日の昇級審査会は長い休講期間、都合で約1ヶ月半、稽古が無い状況を経ての審査会でした。

 審査会は稽古の進捗状況を確認するものと、個人的に解釈しています。

 休講期間中は稽古が停滞した状況であり、停滞を経た進捗具合を確認する審査がどうなるものかと思ってましたが、受審者には稽古の進捗が感じられました。

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 無論、稽古再開から約1ヶ月を経ての審査会であり、その間の稽古の成果が大であると思いますが、停滞期間にモチベーションを左右されず進捗に向かえたのは、大いな意義があったと思います。

 また受審者以外の道場生においても、稽古再開後にそれまで見せなかった技をスパーリングで使ったり、休講期間中の自主練が伺えるようにビックミットの打ち方が上手くなっている道場生もいます。

 コロナ禍は悪影響が大ですが、停滞に流されず進捗に進む道場生の姿勢が感じられたのは、良かったように思います。

昇級審査会 6.27.2020.鴨島道場

 土曜日(6/27)の鴨島道場。

 選手クラス1部(15時45分~16時45分)

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 少年部クラス(17時~18時)

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 選手クラス2部(18時15分~19時15分)

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 一般部クラス(19時30分~20時30分)

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 昨日(6/28)は昇級審査会。

 密を避けるため、3グループに別れて実施。

 白・オレンジ帯グループ(9時~9時50分)

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 青・黄帯グループ(10時~10時50分)

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 緑・茶帯グループ(11時~11時50分)

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 約3ヶ月の延期、また1ヶ月半に及ぶ休講期間がありましたが、受審者全員よい動きで、稽古の積み重ねのあとがしっかり伺えました。

 掛け組手はミリウちゃんが5人組手に挑戦。


6.28.2020 昇級審査 5人組手

 怪我を負っているなかの頑張りは、素晴らしかったです。

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 受審者の皆さん、保護者の皆様、指導員の皆様、昨日はお疲れ様でした。

 また、組手の相手を努めてくれたソウタ君、ありがとう。

 とても助かりました。

技をもらわないことを前提に 6.26.2020 徳島市加茂道場

 昨日(6/26)の徳島市加茂道場。

 少年部クラス(18時30分~19時30分)


6.26.2020 徳島市加茂道場 少年部クラス

 腹部に突いてくる受け返し棒を相手の前蹴りに見立てて、それを受けながら回り込みハイを返す約束組手。


 一般部クラス(19時45分~20時45分)


6.26.2020 徳島市加茂道場 一般部クラス

 ミット稽古、突きのコンビネーションからの後ろ蹴り。

 道場生は後ろ蹴り、もしくは後ろ回し蹴り等の回転系の技を積極的に習得してと欲しいと思います。

 後ろ蹴り、後ろ回し蹴りが、組手で使えるようになるためだけでなく、回転系の技の習得は総じての突き・蹴りの当て勘が良くなります。


 居残り稽古(21時~21時30分)


6.26.2020 徳島市加茂道場 居残り稽古

 顔面パンチが有っても、無かっても、とかく組手は技をもらわないことを前提に組み立てていこう。

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 そうすることが柔軟性に富み、対応力の豊かな組手の構築になるかと。

 

 さて明日(6/28)は昇級審査会です。

 再度のご案内ですが、今回は以下のグルーブ訳で行います。

 白・オレンジ帯グループ・9時~9時50分

 青・黄帯グループ・10時~10時50分

 緑・茶帯グループ・11時~11時50分

 場所は鴨島東中学・武道場であり、開場は8時30分頃です。

 受審する道場生の皆さん、頑張りましょう!!

昇級審査会のご案内 6.25.2020美馬道場

 昨日(6/25)の美馬道場。

 一部クラス(19時~20時)

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 二部クラス(20時15分~21時15分)

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 次の日曜日(6/28)は昇級審査会です。

 今回はコロナ対策として、以下の3つのグループで時間を分けて審査を行います。

 白・オレンジ帯グループ・9時~9時50分

 青・黄帯グループ・10時~10時50分

 緑・茶帯グループ・11時~11時50分

 場所は鴨島東中学・武道場であり、開場は8時30分頃です。

 当初の審査会は4/5を予定しており、3ヶ月近くの延期となりました。

 受審する皆さんは、自分が受審することの認識及び、上記の時間帯の確認をお願い致します。

 また審査中は稽古同様マスクを外しますが、それ以外はマスク着用を義務とします。

 公共の施設なので、配慮の上、くれぐれも忘れないようにお願いします。

礼で塗り込められる前に 6.25.2020鴨島道場

 昨日(6/24)の鴨島道場

 少年部クラス1部(17時45分~18時45分)

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 少年部クラス2部(19時~20時)

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 一般部クラス(20時15分~21時15分)

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 少年部道場生の私に対する挨拶や礼儀に、私は無頓着なところがあります。

 道場に来て、私の前を素通りしても別に咎めたりもしません。

 しかし稽古指導では、私の号令下、一糸乱れぬような稽古を目指しています。

 話を聞いておらず動作を間違えてり、遅れたりする子には、厳しい言葉で叱咤することもあります。

 素直に話を聞いていたら、そうそう動作を間違えたり、遅れたりはしません。

 私は道場生に対し、私への従順さは求めませんが、稽古に対する素直さは求めます。

 稽古に対する素直さは、空手の尊重であり、自身の謙虚さです。

 挨拶や礼儀は、年齢とともに身に付けていくことが、ある意味、自然なように個人的に思います。

 礼は個人の人格を良くも、悪くも、塗りこめるものと思います。

 少年部道場生においては、礼を年齢とともに塗りこめる前に、人格の芯に空手の稽古によって素直=尊重=謙虚さを据えて欲しいと思います。

平安2の重要ポイント 6.23.2020徳島市加茂道場

 昨日(6/23)の徳島市加茂道場

 少年部クラス(18時30分~19時30分)

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 一般部クラス(19時45分~20時45分)

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 一般部クラスでは、型・平安2を稽古。


6.23徳島市加茂道場 型 平安2

 平安2で個人的に重要と思うポイントは、第5挙動(動画スロー部分)。

 研究させていただいた古流空手の解説では、この動作は重心位置は変えずに転身とともに重心の置き所である軸足を左足から右足にシフトウェイトしています。

 シャドー、ミットでは、この重心位置の変化をともわないシフトウェイトを応用したコンビネーションを。


6.23.2020徳島市加茂道場 シャドー&ミット

 前足の前蹴りで相手を誘い、誘いに乗り前に出てきた相手に突きのカウンターを合わせる。

 突きのカウンターを合わせるのに、前に出てきた相手との距離を合わせるのが必要ですが、その調整を重心位置を変えないシフトウェイトで。

 左足前の構えの場合、平安2の左足から右足のシフトウェイトとは逆になりますが、運動原理は平安2であると思います。

 実践動作の原理を、型より得るのが空手の稽古と個人的に思います。

カウンター 6.22.2020美馬道場

 昨日(6/22)の美馬道場

 1部クラス(19時~20時)

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 2部クラス(20時15分~21時15分)

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 昨日は稽古後に保護者の方より、カウンターについてご質問を受けました。

 参考までに、添付動画(3:10~3:20にかけての動き)を。


‪【新極真会】第28回全日本ウエイト制大会 重‪量級準々決勝 3 SHINKYOKUSHIN

 この一連の動きは、落合選手の突きや肘打ちに対し意識的に下突きを合わせています。

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 カウンターは単純に言えば相手の動きに合わせる技術ですが、この合わせるというタイミングが難しいと思います。

 私のカウンターの基本形の約束組手は、相手のワンツーの突きに対し受けから突きを合わせますが、最初から突きに対し突きを合わせるのではなく、受けからの返しの突きでカウンターのタイミングを体得していきます。

 カウンターは居着きからは起こらないものです。

 打たれ強さを前面に出し、相手の突きを受けないと身体は居着いてしまいますが、小まめに相手の突きを手で捌いていけば居着きは解消されます。

 道場生にはカウンターの必須条件である〝居着かない状態〟を、相手の突きに対しての小まめなディフェンスで生じさせカウンターを狙って欲しいと思います。

 ところで久しぶりに自分の動画を見ましたが、カウンターを取れていても「今ならば、もっとこう…」と思うところがあり、当時の未熟さを感じますが、私が未熟だった点は補完し道場生に指導していきたいと思います。