空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

「何で正座をして目を閉じるのか ?」と、問われれば

 我々の空手では稽古の最初と最後に正座をし、目を閉じて黙想をします。
 もし道場生に「何で正座をして目を閉じるのか ?」と問われれば、私は「心を静めるため」と答えます。
 さらに「何で心を静める必要があるのか ?」と問われれば、私は「技を身につけるため」と答えます。

 心の静まりから生じる技


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 添付動画のカウンターのような技は、心が静まってなければ出来ない技です。
 心は心臓のように実在する人間の器官ではありませんが、人に確かに存在するものであり、それは人の行動や感情として形に現れるものです。

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 空手の技は心が現れるもので、組手・スパーリングで心が乱れていれば技は競技としての反則まがいになり、心が静まっていれば一本、技有りなどのような的確有効な技となります。
 時折、稽古の正座で目を閉じる時、変顔をする少年部道場生がいますが、そういった道場生には技がなかなか身に付かないものです。
 心の静まりは深々とした湖のようなイメージですが、心の静まりで生じる深さは物事を吸収する容量となります。

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 子ども達にとって心の静まりをまとうことは、とても大切なことだと思います。
 稽古での正座を大切にしていこうと思います。

 さて本日 (10/20) の鴨島道場少年部 2 部クラスでケーブルテレビ・アロハおえのスポット撮影があります。
 稽古参加者は協力をお願い致します。

 

 昨日の徳島市加茂道場
 少年部クラス (18 時 30 分~19 時 30 分 )

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 一般部クラス (19 時 45 分~21 時 )

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 10.20.2021 記