普段、私は空手の指導者として、一度の稽古で複数の子ども達に接しています
しかし時折マンツーマンの指導になることがありますが、一対一で子ども達に接すると普段の複数指導では感じない子ども達の良さが見えてきます。
普段感じない良さが見えて来る要因としては、子ども達の中には複数にまぎれると、自身の良さを埋没させてしまう子もいるからだと思います。
埋没させてしまう子を埋没させたままにしてしまうと、そのまま自分の良さを理解してもらえない大人になるように思います。
子ども達は、誰にでもそれぞれの良さがあります。
それは、ずっと子ども達に一対一で接している保護者の方々が一番理解されており、その良さの存在は空手の稽古という子ども達の一端では見えなくても、私は保護者の方々が示す子ども達への愛情で感じ取れます。
子ども達のそれぞれの良さは、衆目に映ることが望ましいものです。
衆目へと子ども達の良さを引き出すお手伝いをするのが、空手道場の意義かと思います。
子ども達の良さを埋没させない空手の指導方法は色々とあると思いますが、一番の根幹は集中力を高めることと思います。
マンツーマン指導で子ども達の良さが見えてくるのは、集団指導よりも子ども達の集中力が高いからだと思います。
マンツーマン指導が集中力が高めやすいとは言え、環境に手助けされた集中力よりも自立した集中力を身につけるべく、集団指導の中で子ども達の個々の集中力を高め、衆目へと子ども達の良さを引き出したいと思います。
10.21.2021 記