一昨日 (12/28) と昨日 (12/29) は支部内強化稽古でした。
小 4 以下 (10 時~11 時 )、小 5 以上 (11 時 15 分~12 時 45 分 ) の 2 グループに分かれて、一昨日は両グルーブともミットとフィジカルトレーニングのみ、昨日は最初のアップ以外はスパーリングのみの稽古でした。
昨日の小 4 以下グループでは、泣きながらスパーリングを頑張っている道場生もいました。
年末年始の楽しい気分に冷水をかけるようなハードな稽古でしたが、ハードな稽古で心身を鍛えるのが我々の空手の本分、道場生には楽しい年末年始を送って欲しいと思
いますが、自らが取り組む空手の本分を忘れず、そして年始には昨年以上の本分を全うする気持ちを高めて稽古初めに臨んで欲しいと思います。
小 5 以上のスパーリングでは私も参加、心地よい汗を掻く事ができました。
スパーリングで流す汗は、ミットやフィジカルトレーニングとは違うものですが、その差はトレーニングで実感する緊張感にあると思います。
当然、スパーリングの緊張感はミットやフィジカルよりも大きいものですが、スパーリングでの汗は緊張感からも流れるもので、精神面の汗とも言えるものと思います。
スパーリングは精神面で汗を掻くからこそ、心地よさが一層伴うように思います。
近年、子どもだった道場生達が成長し、私の彼らとのスパーリングでの緊張の度合いが高まっていますが、来年は今年以上にスパーリングでの心地よい汗が流せるように思います。
強化稽古に参加した道場生の皆んなお疲れ様でした。
来年も頑張ろう !!
強化稽古の後は大掃除。
休会中の道場生も手伝い来てくれ、また保護者様にもご協力いいだき大いにはかどりました。
昨年はコロナを懸念して大掃除を中止しましたが、やはり大掃除をすると気持ちも清々しくなるものです。
綺麗になった道場で、新年より気持ちを新たに頑張りたいと思いますが、大掃除に参加してくれた皆さんありがとうございました。
新年の道場稽古は 1/5 ㈬の阿南道場の臨時稽古よりスタートしますが、1/3 ㈮には他支部の皆さん ( 小 5 以上のみ ) との合同稽古を以下の通り行います。
新春スパーリング…1/3 ㈮ 小 4 以下 (13 時~14 時 ) 小 5 以上 (14 時 15 分~16 時 15 分・他支部の方の参加有り ) 場所 < 鴨島東中学 >
小 5 以上のグルーブには新極真会徳島北東あわじ支部出身、現在、東京世田谷・杉並支部所属で来年ポーランドで開催されるの全世界ウエイト制大会、日本代表の神原詠二選手が参加されます。
参加する道場生の皆さんは現日本代表選手の動きを見て、大いに勉強させてもらいましょう。
さて昨日は私個人の稽古納め、2021 年ラストスパーリング。
私も来年は 50 歳です。
先にも書いたように年々道場生とのスパーリングに以前は感じなかった緊張を感じるようになり、それは時に緊張を越え、恐怖に感じることもあります。
スパーリングでの恐怖には、自分の衰え、自身の弱体化も同時に感じます。
衰えや弱体化は、肉体に感じるものですが、元来体格に物を言わせて組手、スパーリングをしてきた私にとっては組手で感じる恐怖は切実だったりします。
しかし最近、試合のような組手はしなくてもスパーリングは続けて行こうと思う時、拠るべきものを自身の体格ではなく、技を拠り所とするようになりました。
体格で物を言わせてきた部分を技で補う。
そのように発想を転換すると、スパーリングで覚える緊張感や恐怖は、技の源泉のように感じるようになりました。
最近は自分自身が衰え、弱体化することで技は高まっていくように感じ、それは指導者としてのスキルの高まりのようにも思っています。
50 歳に足に踏み入れる新年、自分の技がどのように変化していくのかを、緊張感と恐怖を伴いスパーリングで楽しんで行きたいと思います。
今回で 2021 年の私のブログも終了です。
お読みいただいた皆様、ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
12.30.2021 記