空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

「鷹の選択」

 新型コロナ感染拡大の第一波、道場も長期休講を余儀なくされ「道場が休講になっても、とにかく自分自身は鍛え続けよう」と、加齢とともに出てきた膝の痛みを抱えながらも自主練習を続けていた時に、下の添付動画を塚本徳臣師範から教えてもらいました。


鷹の選択 ※この動画は音声が出ます。

 この「鷹の選択」という動画は調べてみるとわりと有名な動画ですが、実際に鷹は70 年も生きたりしないことなどフィクションであり、動画への賛否が分かれているようです。

 そもそもこの動画は自然を崇拝する、ネイティブアメリカンの教えに由来するそうです。

 フィクションではありますが、その後半ながら折しも40 才代で膝の痛みを抱えながら練習する私には、〝老い〟という人間にとっての自然の作用に対する人のなすべきことを鷹になぞらえて教えてくれているようで、この動画には感銘しました。

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 コロナ禍で終わる2020 年の今、第一波よりコロナのため以前より精力的に自主練するようになったおかけで膝にサポーターを付けずともスパーリングができるようになり、老いで諦めていた組手の動きもそれを補えるようになってきました。

 新型コロナに対する不安は、まだまだ解消される見通しはありませんが、自主練を続けることで自分への希望は持ち続けて新しい年を迎えることが出来ます。

 またこの動画は、ワクチンが出来ても結局のところ集団免疫という自然の作用しか収束手段がない、コロナに対する人のなすべきことも教えてくれるように個人的に思います。

 「鷹の選択」という動画をSNS で拝察するに、今なお自分を高めようと研鑽されている同年代の塚本師範から教えていただいたことは大いな励みとなりました。

 塚本師範に感謝しつつ、2021 年も自分を鍛え、そして道場生を鍛えて行きたいと思います。


2020年ラストスパーリング ※この動画は音声が出ます。

 2020 年のブログも本日を持って終了となりますが、ブログを読んで下さった皆様ありがとうございました。

 良いお年を。

 12.30.2020 記