空手のススメ、徳島の田舎道場から

written by 逢坂祐一郎(新極真会 第8回世界大会 2位)

腕の切り返し。

 昨日のブログで体の切り返しについて書きましたが、腕の切り返しといった身体操作もあります。

 昨日のストライク・フィットネスでは、見事な腕の切り返しが見られました。

 オバーハンドのストレートからの裏拳( バックブロー)


腕の切り返し ※この動画は音声が出ます。

 この切り返しの見事な点はそのスムーズな連動ですが、オバーハンドの振り切りを体幹でコントロールされ裏拳へ繋いでいます。

 体幹のコントロール力は、ストライク・フィットネスでのスパーリングに至るまでの種々のトレーニング( 下の添付動画参照) が効果が出ているように思いますが、当て感の見事さはご利用者様のセンスです。

 存分に自身の体が動く運動は楽しいものです。

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 今年のストライク・フィットネスも終了しましたが、来年もトレーニングを試行錯誤し、スパーリングという運動をご利用者様に楽しんでいただくよう努めたいと思います。

 

 昨日の鴨島道場

 ストライク・フィットネス


ストライクフィットネス12.23.2020

 少年部1 部(17 時45 分~18 時45 分)


鴨島道場少年部1部12.23.2020 ※この動画は音声が出ます。

 少年部2 部(19 時~20 時)


鴨島道場少年部2部12.23.2020 ※この動画は音声が出ます。

 一般部(20 時15 分~21 時15 分)


鴨島道場一般部12.23.2020 ※この動画は音声が出ます。


 さて本日の美馬道場はお休みです。

 道場生の皆様、良いクリスマスを。

 12.24.2020 記

ヒント、「先生がいつも君たちとスパーリングしている感じで」と

 日曜日の3 人組手、挑戦者が小学4 年生に対し、対戦者は小学6 年生と中学2 年生でした。

 対戦者には体格差、年齢差を考慮するように伝えましたが、「先生がいつも君たちとスパーリングしている感じで」と考慮へのヒントを与えました。

 突き蹴りのインパクトを外しながらも反応・反射はトップギアに入れ、フィジカル差で効かして組手を中断さすよりも、効かさずにずっと速い展開の組手を時間内続けることが、そのヒントの大略でしたが…


 体の切り返しで相手の技を外し、そのまま前蹴りの返し


体の切り返しディフェンス ※この動画は音声が出ます。


 体の切り返しで相手の技を外し、 そのまま下突きの返しと


体の切り返しディフェンス ※この動画は音声が出ます。


 体の切り返しで相手の技を外し、相手の追撃の回し蹴りへのカウンターの下突きと


体の切り返しディフェンス ※この動画は音声が出ます。

 私が彼らにもよく使う技術も使っていました。


 ヒント以上の動きを見せてくれましたが、単なる猿まねだけではヒント以上の動きとはなりません。

 体を切り返しての返しやカウンターは、切り返して体変更した時点で返しやカウンターが打てるポジションを取ってなければなりませんが、そういったポジション取りは受け返しのエッセンスとして指導しています。

 普段の稽古で染み付いたエッセンスが今回のヒント以上の動きとなりましたが、彼らの普段の稽古での素直さが伺いしれます。

 稽古への素直さが高い技術を生みますが、稽古への素直さは後輩達とのスパーリングで彼らの後輩にも伝播されるものと思います。

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 今後は先輩と後輩のスパーリングの機会を増やして行こうかと思います。 


 昨日の徳島市加茂道場

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)


徳島市加茂少年部12.22.2020 ※この動画は音声が出ます。

 一般部クラス(19 時45 分~20 時45 分)


徳島市加茂道場一般部12.22.2020 ※この動画は音声が出ます。

 12.23.2020 記

スリリングなマススパーリング

 土曜日の居残りスパーリングのワンシーン。


カウンター ※この動画は音声が出ます。

 私の右ストレートに左ストレートを合わせる道場生。

 このカウンターにはスパーリングの最中に驚きました。

 しかし、驚きながらも咄嗟にディフェンスしている私も良い反応かと自画自賛( 笑)

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 反応の良い道場生とのスパーリングは、マススパーリング( 当てるか、当てないか程度のスパーリング) でもスリリングです。

 スリリングなマススパーリングは、とても楽しく感じます。


 昨日の美馬道場

 1 部クラス(19 時~20 時)


美馬道場1部12.21.2020 ※この動画は音声が出ます。

 2 部クラス(20 時15 分~21 時15 分)


美馬道場2部12.21.2020 ※この動画は音声が出ます。

 12.22.2020 記

冬季昇級審査会

 昨日は冬季昇級審査会。

 今回はコロナ対策として2 グループに分かれて実施、第1 グループ(10 時~11 時) は阿南東道場を中心としたグルーブでした。

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 阿南東道場は私が指導する道場ではなく普段の稽古を見ることはありませんが、受審者全員が上手で、指導担当する武田指導員の指導力と、その指導を素直に受け入れる道場生の日々の稽古が感じ取れました。

 阿南東道場は今秋の徳島県でのコロナ感染拡大時期に1 ヶ月に及ぶ休講を余儀されなくなりましたが、コロナに負けない姿も阿南東道場の皆さんには感じられ感動を覚えました。

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 第1 グループの皆さん、昨日はお疲れさまでした。

 今後も頑張っていきましょう。


 第2 グループ(11 時10 分~12 時20 分) では、緑帯への3 人組手が行われました。


審査会12.20.2020 ※この動画は音声がでます。


審査会12.20.2020 ※この動画は音声がでます。

 3 人組手の挑戦者は二人とも小学4 年生に対し、対戦者は小学6 年生と中学2 年生、体格差を考慮して効かすような組手はしないように指示しましたが、動きでプレッシャーは与えるように指示しました。

 体格差が歴然としていたので効かす技はなくてもプレッシャーは相当きつかったと思いますが、二人ともよく頑張りました。

 また対戦者も私の指示どおり動いてくれましたが、今回の3 人組手の意図は互いのコントロール

 挑戦者はプレッシャーに怯まないように自分の心をコントロール、対戦者は相手を慮って技をコントロール

 色んな世代が共に稽古する道場では、互いのコントロールが織り会うことが大切です。

 その点、昨日の3 人組手は良かったかと思います。

 第2 グループの皆さんも、昨日はお疲れさまでした。

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 また両グループの付き添いの保護者の皆様、そして審査補助をしていただいた指導員の皆様も寒い中お疲れさまでした。

 12.21.2020 記

ディフェンスは予測

 昨日の徳島市加茂道場一般部クラスの受け返し。


徳島市加茂道場一般12.18.2020 ※この動画は音声が出ます

 前足への下段回し蹴りのスネ受け→そのままステップからのワンツースリーの返し→相手の反撃の下段回し蹴りを再びステップで躱しての下段回し蹴りの返し。

 最初のスネ受けからのステップはスネ受けでディフェンスしているのに必要なそうですが、相手の追撃に備えてのものです。

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 私が技術的に影響を受けている方は「ディフェンスは予測」と唱えられていますが、追撃に添えてのステップによるボジション変更は予測としてのディフェンスになります。

 道場生には予測によるディフェンスワークを練り上げてもらいたいと思います。


 昨日の指導 

 やわらかカラテ(15 時30 分~16 時30 分)


やわらかカラテ12.18.2020 ※この動画は音声が出ます

 少年部クラス(18 時30 分~19 時30 分)


徳島市加茂道場少年部12.18.2020 ※この動画は音声が出ます

 一般部クラス(19 時45 分~20 時45 分)


徳島市加茂道場一般部12.18.2020 ※この動画は音声が出ます

 居残り稽古(21 時~21 時30 分)


徳島市加茂道場居残り12.18.2020 ※この動画は音声が出ます

 
 < 支部内連絡>

 さて明日の日曜日は昇級審査会です。

 今回は受審者が少数のため2 グループに分かれての審査会となります。

 グループ分けは稽古時に口頭で伝えておりますので、グループが不明な受審者は指導員に確認してください。

 なお今回予定されていた昇段審査は、来年春に延期になりました。

 来春の昇段審査は昇段受審者が多くなりそうですが、今回見学を予定されていた方は来春の審査までお待ちください。

12.19.2020紀

このところ参加者の少ない美馬道場ですが…

 このところ参加者の少ない美馬道場、参加者が少なくなると稽古へのテンションが下がりがちになりますが、そういった時こそテンションを高めて指導しています。


美馬道場1部12.17.2020 ※この動画は音声が出ます。

 テンションといっても楽しい雰囲気を醸し出してではなく、愚直に稽古への熱意を伝えるように指導していますが、それは緊張の意味合いとなるテンションになっています。

 固い雰囲気の稽古となりますが、道場生は意外とテンションを下げることなく私の熱意を受け入れ、人数がいる時より良い稽古が出来ています。

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 子ども達には良い稽古が何よりも子ども達の成長に繋がると思いますが、良い稽古の形態として厳格な稽古姿勢を受け入れる、子ども達の素直さを引き出していきたいと思います。


 美馬道場は1 部・2 部と別れて稽古していますが、小学生低学年が集まる1 部は通常稽古で良い稽古を模索し、選手で頑張っている道場生が集まる2 部はテンションを高めるため選手稽古で良い稽古を模索。


美馬道場2部12.17.2020 ※この動画は音声が出ます。

 昨日はフィジカルトレーニングをメインに、私も道場生と同じメニューを消化しました。


美馬道場2部12.17.2020 ※この動画は音声が出ます。

 厳格な稽古姿勢を全ての道場生への良い稽古の根幹としていますが、その厳格さは愚直な強さへの探求です。

12.18.2020.記

自分で自分を守る気概を、スパーリングの構えから

 スパーリングにおいて、私はしっかり構えることを意識しています。

 しっかり構えることで相手に集中でき、相手に対する反応・反射も高まります。

 この構えによる作用は、構えた手から自分の身体までの空間、その空間がいわゆる〝ふところ〟となり、ふところをディフェンスゾーンとして無意識的に意識することから集中、反応・反射が高まるように思います。

 昨日の少年部1 部クラスでのスパーリング、ある道場生に盛んに構えることを指導したところ良いディフェンス反応を見せていました。


鴨島道場少年部1部12.16.2020 ※この動画は音声がでます。

 試合の組手ではディフェンス( 防御) よりオフェンス( 攻撃) の方が評価されますが、私はディフェンスをしっかり指導することを方針としています。

 それは反応・反射によるディフェンスワークは、総体的な運動スキル向上に繋がると個人的に思うからです。

 またスパーリングの指導中に「相手の突き、蹴りが痛かったら受けろ、躱せ」との言葉をよく発しますが、相手の突き蹴り( 昨日ブログに関することで相手に悪意があれば暴力) に、ただ竦んでなすがままにされるより、自分で自分の身を守る気概を持ってもらうためでもあります。

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 自分で自分を守る気概は勇気の一種ですが、勇気を空手を通し、構えというディフェンス技術の習得により身に付けて欲しいと思います。


 昨日の鴨島道場

 ストライクフィットネス(14 時~15 時)


ストライクフィットネス12.16.2020 ※この動画は音声がでます。

 少年部1 部クラス(17 時45 分~18 時45 分)


鴨島道場少年部1部12.16.2020 ※この動画は音声がでます。

 少年部2 部クラス(19 時~20 時)


鴨島道場少年部2部12.16.2020 ※この動画は音声がでます。

 一般部クラス(20 時15 分~21 時15 分)


鴨島道場一般部12.16.2020 ※この動画は音声がでます。

 12.17.2020 記